ふれあいについて
寒い日が続き年末は大人もちょっぴり大忙し!?
身体や心がぎゅっと固まってしまう大人や子どもたちに
とっておきのリラックスになる「ふれあい」について紹介していきます。
皆さんは、誰かにそっと頭を撫でてもらったり、辛い時に背中をさすってもらったり…
それだけで心がほっと温かくなった経験はありませんか?
お家の方、先生…多くの人にやさしく触れられると
心地よさを脳が認識して「オキシトシン(幸せホルモン)」が分泌されます。
なんとオキシトシンには、心拍を穏やかにしてストレスホルモンを減少させる力があり
安眠・情緒の安定・愛着関係の形成に成果を発揮してくれます。
近年「タッチケア」「ベビーマッサージ」という言葉もよく耳にするようになり
数分だけでも意識してふれあいの時間をつくってみたら
「毎日40分以上かかっていた寝かしつけがスムーズになった!」
「なんだか子どもを叱る回数が少し減った気がする!」などの感想も聞かれています。
オキシトシンは触れられた側(お子さん)だけでなく触れている側(大人)にも
同時に分泌されるので気づけばお互い温かい気持ちに!?
今回は簡単な【タッチケア】も紹介していきます!
☆目覚めが悪い・元気がない

・肘から肩に向かって、下から上に速いスピードで撫でさする。
→血流が心臓に戻り交感神経に働きかけます。ポイントは「素早くさする」
☆寝ぐずり・寝かしつけ

・背中をトントンとリズミカルにタッピングする。
→リズミカルな刺激は眠りを誘うセロトニンを分泌させます。
・足先のマッサージ
→身体の末端が温まると、体幹部の体温が下がり、眠りに落ちやすくなる。
  大人も手足が冷えていると眠れないですよね!
☆かんしゃく・神経の高ぶり

・耳のふちを優しく外側に広げるように引っぱりながらマッサージする。
→かんしゃくは視神経の疲労が関係していることがあり、
  耳をマッサージすると視神経が緩んできます。
「一本橋こちょこちょ」「おせんべい焼けたかな」など昔ながらの手あそび歌にも
沢山ふれあいのチャンスが隠れています!
歌が苦手という方も、「ぎゅっ」と抱きしめてあげるだけで十分スキンシップが取れます。
難しく考えず、お風呂の中や、オムツ替えやお着替え、一緒にテレビを観ている時など
ちょっとした時間に是非ふれあいを楽しんでみて下さい。