おぢや幼稚園創立の歴史と理念

 おぢや幼稚園は、慈眼寺第63世、船岡芳快が旧寺町(現平成2)の極楽寺様をお借りして昭和9年に開園しましたが、第2次世界大戦のために閉園しました。戦後、慈眼寺での再開を熱望していましたが、果たせずに他界いたしました。
 その遺志を引き継ぎ第64世船岡芳秀が昭和31年5月(認可は昭和30年11月30日)から、宗教法人慈眼寺立小千谷幼稚園として開園しました。昭和58年より、学校法人舟陵(しゅうりょう)学園小千谷幼稚園に変更し、現在に至ります。
 船岡芳快は幼い頃母親と死に別れ、寺に入れられ、厳しい修行をしたといわれています。そんな体験をもとに幼児には母親の(父親にないわけではないが)無償の愛が必要だと感じていたのではないでしょうか。それは、言葉をかえると「慈悲の心」ともいえます。慈眼寺のご本尊は観音様ですが、人々を見守って下さる観音様の慈悲に満ちた眼差しを「慈眼」と呼びます。観音経というお経の中に、「慈眼視衆生(じげんじしゅじょう)」という言葉がありますが、観音様は人々を慈悲の眼差しで見守って下さっているという意味もあります。
 われわれ保育者の立場からいえることは、子供にも保護者に対しても慈悲の心で接する事が必要だということですまさにこれが小千谷幼稚園創立の理念とも言うべきものだと考えられます。
 もう少し具体的に言うと、作家瀬戸内寂聴さんの「生きることばあなたへ」という本の言葉がわかりやすいかもしれません。「愛というのは、人を喜ばせる事、人のために尽くすことです。それは気持ちの先まわりをすること。相手がいま、何を欲しがっているのかを見抜き、そのことをしてあげる。いやがることはしない。愛とは想像力です。


 

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