根っこ、それはやがて美しい花を咲かせる基本となるもの。
そして、大きな実になる人間の底力だと考えます。
だからこそ私たちは、その根っこを大切に育てていきたい。
確かな成長への手がかりをつくってあげたいと思うのです。

小学校教育の先取りや早期教育など小手先だけの知的教育ではなく、
子供の本性である遊びを通して、人間の根を育てていく。
そこで本園では、「夢中が大好き、自然とともだち」をスローガンに掲げ、
自然の遊び場「わかばの森」で力いっぱい動ける自主性と体づくりを目指しています。

ここには池や広い園庭など土と水と太陽のある環境がいっぱいです。
自分たちで考え、自分たちで作り、自分たちで楽しみ、 自分たちで責任をもつ経験ができ、
創造することの心地よさや、 自主性が身につくようになってきます。
それは、個が尊重されることであり、ひいてはあたたかい集団づくりに発展していきます。
夢中になって遊ぶことは、やがて学習を身につける基礎にもなります。
私たちは人間のかけがえのない根っこを 自然がぎっしり詰まったわかばの森で大切に育てています。