受審結果

◆特に評価の高い点

  1. 徹底した安全と衛生への取り組み
     安全・衛生管理については、園内マニュアルを整備し職員研修を徹底するとともに、防犯対策として、不審者等侵入予防のために防犯カメラの設置、自動110番通報装置、さすまたの配置などがされています。環境面においては感染予防の観点から空気清浄機、歯ブラシの消毒器、グリーンサンド(土埃が舞い上がらない効果あり)等を使用し、恒常的に衛生面を保持しています。また、避難用の滑り台は避難訓練と併せて、日ごろから遊びの一環として常に活用されており、このような取り組みに対する職員の意識は前向きであり真摯なものと高く評価できます。
  2. 恵まれた保育環境
     保育室は、通風・採光・換気に配慮された作りで各部屋には空気清浄機が取り付けられ温度・湿度の調整と、乳児室は空気中の殺菌を取り除くオゾンエアークリアを作動させています。又、手洗い後の温風乾燥機など徹底した健康・衛生管理に配慮されています。さらに屋外のトイレや乾燥室など冬の気象条件も考慮した設備も整えられています。
  3. 遊びの中で人間関係を育てる
     天気の良い日は、できるだけ戸外に出掛け自然とふれあい四季の移り変わりを感じ取ったり、園庭で野菜を栽培し成長過程を身近に感じられるように配慮されています。
     年長組で取り組んでいる「和太鼓」の演奏は、子どもにとって達成感と自信につながり、地域の交流の一環としても受け入れられています。色々な遊びや体験を通じて思いやりの気持ちが育ち、社会のルールも身についていくような保育計画が設定されています。

◆改善を求められる点

  1. 定期的な自己評価の実施
     子どもたちの保育環境の整備や、安全への配慮などに対する積極的な取り組みはなされていますが、今後も保育サービスの質を保つためには、第三者評価の受審以降も、自己評価票を活用するなどといった定期的な自己点検の取り組みが必要ではないかと思われます。
  2. 保護者の意向把握の工夫
     苦情解決システムとしては確立していますが、少子化の進行する中で選ばれる「保育園」であり続けるためには、より積極的に保護者の意向や動向を把握し、保育サービスに活かす仕組みが重要となります。例えば、定期的なアンケート調査の実施など、保護者の声を反映させることで保育サービスの充実とともに、保護者満足度を高めることにもつながり、更にすばらしい園になると思われます。

◇事業所のコメント

   この度の受審は、新発寒たんぽぽ保育園より供給する保育サービスの質などを評価していただくことにより、常に保育サービスを受けている子どもや保護者の立場に立って、より良い保育、適切な保育サービスの提供が出来ているかどうかを第三者の目で専門的、客観的な立場から評価していただき、日頃から行なっている保育がどうなのか、開かれた保育所、より良い保育環境であるかなど具体的問題点を把握し、保育サービスの向上に係わる取り組みを促進するため、受審をすることになりました。受審にあたり全職員で自己評価票に基づき保育の全業務内容などをチェックし、話し合いました。このことが大変良い研修機会にもなり、保育サービスの質の向上とはどういうことなのか、改めて考えさせられました。
 今後におきましても第三者評価を活かして良質で適切な保育サービスを提供し、保護者の満足度を高めていけるよう、いっそうの努力を行なってまいります。






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