木曽ねざめ学園って?
木曽ねざめ学園は信州・木曽にある児童養護施設で、周囲を山に囲まれた自然豊かな場所にあります。
子供たちはここからバスや電車に乗って学校へ通っています。
「授業はあるんですか?」と聞かれることがありますが、ここは子供たちの生活の場ですので、授業はありません。
施設名に「学園」とついていますので、間違われやすいのですね。
朝起きて顔を洗い、朝食をとり、歯を磨いて学校へ。夕方から夜には園に帰ってきます。おやつを食べて宿題をして
夕食・入浴を済ませて就寝となります。休日以外は毎日、こんな感じです。
休日は…平日よりも少し遅い起床となります。宿題をすませていれば自由時間です。お部屋で過ごしたり、外へ遊びに
行ったりします。テレビも見れますが、集団生活なのである程度ルールがあります。
みんなで旅行やお買い物に行く時もあります。また、地域の行事があるときは参加させて頂いたりもします。
2021年5月より新しい園舎で生活を始めました。
ユニットと呼ばれる、一般家庭と同様の設備が整った施設で6〜8人単位で生活します。
今までより少人数で、より家庭に近い環境で生活することで、子供たちの心身の安定と一般家庭での生活経験を得ていきます。
木曽ねざめ学園の概要
昭和34年 6月 上松町小野地籍にて開園 定員30名
37年 6月 社会福祉法人 木曽社会福祉事業協会 設立
48年 4月 現在地に移転 定員50名認可
平成 6年 3月 生活訓練棟新築
9年 3月 大規模修繕工事
19年 4月 訓練棟増築(小規模グループケア棟へ)
20年 4月 小規模グループケア 『ひだまり』開始
25年 6月 法人創立50周年
26年 4月 定員40名認可
30年 4月 定員35名認可
31年 4月 定員30名認可
令和 2年〜 施設の老朽化による移転改築
3年 5月 新園舎へ引っ越し
職員構成
施設長 1名 / 指導員・保育士 15〜20名 / 事務 1名 / 栄養士 1名 / 調理員 3名
社会福祉法人 木曽社会福祉事業協会
次の施設を運営しています。詳細は法人のホームページをご覧ください。
・ 児童養護施設 木曽ねざめ学園
・ 障がい者支援施設 上松荘
・ 児童発達支援・放課後児童デイサービス 木曽こどもセンター
・ ケアホーム・グループホーム ≪松の木寮≫ ≪ささゆり荘≫ ≪こぶし荘≫ ≪れんげ荘≫ ≪やまぶき荘≫
≪うらしま≫ ≪すみよし≫ ≪さくら家≫
・ 木曽障がい者総合支援センター ともに
・ 就労継続支援事業(B型) こまくさワークセンター
・ 就労継続支援事業(A型) ワークステーション すてっぷ
・ 生活介護・日中一時支援事業 ひのきちゃんハウス
児童養護施設とは?
児童福祉法第41条には、
「児童養護施設は保護者のない児童(乳児を除く。ただし安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある
場合には乳児を含む。)、虐待されている児童、その他環境上養護を要する児童を入所させてこれを養護し、あわせて
退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする。」
とあります。事情により家庭で生活できない子供たちが入所し生活を共にする、家庭の代替となる場です。
現在、全国には600カ所を超える児童養護施設があります。
長野県内の児童福祉施設のうち、14の児童養護施設、4つの乳児院の他、児童自立支援施設、児童心理治療施設、
児童自立援助ホームの計21施設が一般財団法人長野県児童福祉施設連盟に加盟し、児童福祉のさらなる向上を
目指して日々活動しています。