お箸について


 8月4日は【箸の日】ということをご存知ですか?8(ハ)4(シ)の語呂合わせと、箸を正しく使おう!という思いから、割りばし組合が今から約45年前に制定したそうです。
 お箸を使うのは、世界で28%ありますが【自分専用のお箸】を決めて食事をするのは日本だけの風習と聞いてビックリ!!他のお箸文化の国…中国・韓国・ベトナム・タイ・シンガポールにはみられない風習だそうです。また、そんなお箸文化圏とはいえお箸&スプーンやお箸&蓮華をセットで使うスタイルが大半で、お箸のみで三食食事をするのは日本独自のもので「完全箸文化圏」と言えます。

      【ピースができたらお箸のトレーニングスタート!】
 日本人はお食い初めの時に箸ではじめて食べ物を口にし、そこからずっと箸を使っていく民族です。そのはじめの一歩はスプーンやフォークを鉛筆持ちすることができ、可愛い手でピースサインができるようになれば上手に指を動かしてお箸のトレーニングを開始することができます。保育園でも3歳児クラスから箸の指導を行っています。
 【年齢による目安のサイズ】

             3〜4歳児…身長100p〜110p→箸の長さ14.5p
            5〜6歳児…身長110p〜120p→箸の長さ16p

 これはあくまで目安ですので、初めてのお箸選びは子どもの手に対して少し短いかなぁ?と思うくらいの長さのものが子どもにとって扱いやすいでしょう。
 保育園では3〜4歳児までは木製の箸を使用し、5歳児はプラスチック製の箸を使用しています。

             【正しい箸の持ち方】
 【持ち方を教える時に
       気を付けること】
 
 箸の持ち方を教える時は、子どもと大人のコミュニケーションがとても大切です。子どもの「やりたい」という意欲がベースになるので、強制はやめましょう。また、なかなか上手くいかないからとスプーンやフォークに戻したり食事中に厳しく指摘するのも自尊心を失わせてしまうので、まずはスポンジなど掴みやすいものを使い、遊び感覚で「お箸が使えると楽しいんだ!」と思えるようにしてあげましょう。

   【正しい持ち方は一生の宝】
 
 お箸に興味をもってもらうには、大人と子どもが一緒に楽しむことか一番!!
便利な矯正箸などの力も借りて正しく持てるようになれば、将来どんな場所で誰と食事をしても褒められること間違いないです!!

     【最後に…】

 お箸の国の大人でも難しいお箸の持ち方は、子どもにとってはもっと難しいことです。最初から正しい持ち方・使い方は求めず、少しでもできたら大袈裟なくらいに褒めてあげてください!!
 箸に興味を示すタイミングは個人差があるので焦らずゆっくりと練習をはじめてみてください。そして、日本独自の文化を大切にしながら楽しい食事の時間を過ごしてください。