質問箱
こんな悩みにぶつかったら・・・

うちの子まだ上手く排泄ができないのですが?
あせらないでください。子どもには子どものペースがあります。無理に させたりすることは、かえって逆効果です。暖かく見守りましょう。上手くできたときは、ほめてあげて下さい。
他の子と比べて言葉がうまく話せません。
一番やってはいけないことです。「同年齢の他の子」と比べるのではな く、子どもが昨日と比べてどう成長したかを見てください。言葉は母親や父親が、正しくゆっくりと話しかけるように心がければ、しだいに身について いくものです。それとは別に耳と鼻に異常がないか調べて下さい。
食べ物の好き嫌いがおおいのですが?
スナック菓子やジュース等を間食に与えすぎていませんか?できるだけ外で遊んだり、体を動かすことを多くして、お腹をすかせましょう。
そして、 家族がそろったとき楽しい雰囲気で、手作りの料理をみんなで食べることで、 食事のマナーや食べる事への意欲が身についてきます。
まだ洋服が一人で着られません。
子どもの洋服を「かわいいもの」「ブランドもの」だからで選んでいませんか?自分から着たり脱いだりするには、子どもにとって脱ぎ着のしやすい服を選んで下さい。それでも最初はなかなか上手くいきません。まだまだ成長の途中ですから、手先も思うようには動かないものです。時間がかかってもできたことをほめて、やろうとする意欲を育てましょう。
物を投げたり、人の物を取ってしまったりするのですが?
この時期は、まだ「良いこと悪いこと」の判断がつきません。「良いこと」をしたときは、たくさんほめてあげて下さい。ほめるときは身体全体で ほめましょう。そのかわり、「悪いこと」をしたときは、「その場」で「その時」に子どもの目をしっかり見つめて叱って下さい。気を付けたいのは長く、くどくど怒らないことです。そして自分の不愉快な感情を子どもにぶつけるような怒りかたはしないこと。上手くほめて、短く強く叱るようにして下さい。
上手くお友達と遊べません。
遊びにも進歩があります。この時期はまだまだ一人遊びがさかんです。 公園などの砂場で何人かで遊んでいるように見えても、実は一人ひとり別な遊びをしていたりします。ひとり遊びが十分経験されて、自分と違うことを して遊んでいる友達の存在に気がつくようになっていきます。そして、少しずつ一緒に遊ぶ中で、ぶつかり合いも通して友達関係を作っていけるように成長していくものです。
私(母親)の姿が見えなくなると泣くのですが? 
とても自然なことです。この時期、親の見えるところでしか遊べなくて も当然だと思って下さい。その中で少しずつ離れてみましょう。最初は3メ ートル、次に10メートルと徐々に距離を広げてみて下さい。子どもは母親 がそこにいることを確認できるから遊びに夢中になれるのです。子どもが成長していくに従って、見えなくても「あそこ」にいるのだと思えるようになってきます。実は、こうした子どもの成長を妨げているのは、母親が子離れできないことの方が多いようです。母親がたえず心配ばかりしていると子どもはそれを敏感に感じ取り子どもも母親から離れられなくなってしまいます。
落ち着きがなく、母親の言うことも聞きません。
生まれてからの母子関係はどうでしたか。深い愛情によって結ばれた母子関係なら、子どもの病気を疑ってみて下さい。あまり関わらずに今まで来てしまったのなら、十分な愛情を注ぎましょう。時には赤ちゃんのように接 してあげてもかまいません。甘えることがなく、手もかからなかった子ども は、心の中に「もっと甘えたい」という思いがあるものです。手遅れにならないうちに、始めましょう。その際、専門家のアドバイスも有効な方法です。
買い物に行くと必ず何か欲しがるのですが?
買い物のたびに何かを買っていたら、いつでも欲しいものは手に入ると思ってしまいます。どんなに安いものでも毎回買ってあげるのはやめて下さい。たとえ泣いて欲しがることがあっても、ダメなことはダメと言える親に なって下さい。
共稼ぎなので子どもと触れ合う時間が取れません。     
子どもと触れ合うのは、時間の長さだけではありません。量より質が大切です。短い時間の中で中身の濃い触れ合いの時間をとって下さい。食事の時などは、テレビをつけず、子どもと幼稚園や保育所であったことを話し合うのも良いことです。その他、お風呂や寝るときに絵本を読んであげるなど、 方法はたくさんあります。
テレビは一日どれくらい見せていいのでしょう? 
年齢にもよりますが、できるだけ見せないことをおすすめします。どうしても見せる場合は、親が番組の選択をして下さい。テレビの中には有害な情報も含まれています。一応の目安は30分が限度でしょう。
乱暴な言葉が多いのですが・・・。
今の言葉の荒れは、同じ遊びに入るための「仲間言葉」というより、テレビや大人が使う悪い言葉、乱暴な言葉に原因があるのかも知れません。家庭の中では是非美しい言葉を使って下さい。まずは、家庭から言葉を美しいものに変えていきましょう。