■■ 上腕保持装置 ■■ バランサー2(U)
食事介助の必要な方が自分で食事ができるよう、また筋ジストロフィー、ALS、関節リュウマチ等、筋肉の衰えた方が使用して、パソコン作業が行えるように特許製品、『バランサー』を小型、軽量化いたしました。なおこの製品は福祉用具法に基づき、平成8、9年度・通産省(NEDO)の福祉用具実用化開発事業に認定され、開発されました。
1.介助者の助けにより、手首とひじをカフ(腕保持つり具)に通してください。
2.使用する人の筋力に合わせてメモリをあわせて(腕を動かせやすいところ)ください。
メモリの数字が大きいほど筋力が残っている方用です。
3.キーボード操作や食事のとき、又は上腕の訓練時にお使いください。
バランサー2(U)使用説明
この機器は厚さ7.5cmまでのテーブルに取り付け可能です。
1.支柱を、使用する腕の前方30cmぐらいのところにセットしてください。あまり腕に近い
ところに取り付けると機器の特性であるスムーズな動きができません。
2.使用する腕の手首に小さいカフ(上腕保持部)、ひじに大きいカフを通してください。
3.支柱内のバネの張力を調節したい場合は荷重目安ゲージ付きハンドルで調節してください。1から11まで目盛りがあり、1から数字が大きくなるにつれ、バネの強さが強くなっていきます(等間隔でバネの強さが変わっていくわけではありません)。
4.リハビリテーション病院などで使用される方が多数で、使用する腕が右腕、左腕、とかわる場合、前アームの位置(向き)を6角レンチなどで変えてください。
その他
1.バランスウエイト(分銅)は常時バランスをとるため、バネの反発力を弱くする為のものです。簡単に言えば、バランスをとるために天秤秤の重りの位置調節をするかわりに、自動的にこのバランスウエイトがバランスをとっています。
2.腕にカフを取り付けられない症状の方のために、直接お使いの万能カフに取り付けられるオプションもご用意しています。