見守る保育10ケ条 目 的 環境を通して子どもの発達を保障する。 (子ども自ら発達しようとする力を引き出し、可能な最大限まで発達 させることを意図した環境を用意すること) |
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第 1条 子どもが自発的、意図的に関われるような環境の構成と、そこに おける子どもの主体的な活動を大切にすること。 〜子どもが自らやろうとするのを見守る〜 |
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園では、絵本・ブロック・ゲーム・ごっこ遊び・製作・モンテッソーリと一定の約束の中で自由に使ってよいコーナーがあります。子どもたちはその時々「何をしようか」と話し合って決めていきます。保育士たちは子どもたちの自発性を尊重できるような仕掛けになっているか、季節に合っているかなど、子どもたちの様子を見ながら環境を準備します。 |
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第 2条 子ども一人ひとりの発達について理解し、一人ひとりの特性に 応じ、発達の課題に配慮して保育すること。(一斉保育から選択保育へ) 〜子どもの発達を見守る〜 |
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園では、健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域の発達を個々にチェック評価する仕組みを取り入れています。これは保育士の主観によるものではなく、客観性に基づいた発達理解ツールです。これによって個々の発達課題を理解して、選択制の保育を考えることができます。 |
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第 3条 子どもは多様な大人や子ども同士の体験から、社会を学んでいく こと。(シティズンシップ) 〜社会の先輩は、将来の社会人を見守る〜 |
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園では、お散歩やお買い物、高齢者センターへの訪問等、地域の人たちと出会い関わりを持つ機会があります。散歩をしている人、警察官の人、郵便局の人、商店の人、お坊さんといったように職業も様々です。そんな人たちの存在を知り、関わりを通して、大人たちの仕事(役割)自分の住んでいる地域や社会に関心を深めていきます。 |
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第 4条 保育者は、子どもが自発的、主体的、多様な人との関係の中で活 躍するためにいつでも駆け込める愛着(見守る)という存在でいること。 〜子どもをを見守る〜 |
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子どもが活動している時、保育者が必要以上に手を出すことはありません。しかし、危険が及びそうになったり、子どもが不安そうな様子を見せたり、少し無理をしそうになったりした時には必要に応じてサポートします。そのために、保育者は子どもの様子が把握できる位置にいます |
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第 5条 子ども同士の中で刺激しあうことから、様々な年齢との関わり 「見て、真似して、関わって、教わって、教えて、一緒にやって」を保障 すること。(異年齢保育) 〜子どもと大人の関係ではなく、大人は子ども同士の関係を見守る〜 |
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3・4・5歳児によるメンバー構成で活動を行います。様々な年齢の子どもがいることで、遊びや関わりの幅が広がります。 |
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第 6条 子どもは、職員のチームによって、多様な社会との関わりを学習 すること。(チーム保育) 〜みんなで見守る〜 |
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子どもと関わる「保育者」は子どもにとって大事な環境のひとつです。一人の保育者が完璧を目指す必要はなく、チーム保育の中で子どもの特性を生かす保育をおこなっています。 |
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第 7条 子どもを、男女、しょうがい、年齢による刷り込みを持たない子と。(インクルージョン保育) 〜個人として見守る〜 |
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インクルージョン保育とは、子どもたちはみんな一緒という考え方を基本にするグループです。発達や年齢、しょうがいを個人差として捉え、それぞれに必要な支援をしていこうというものです。 |
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第 8条 子どもが自立していくこと、自己の意志を表明しようとすることを保育者は妨げてはならない。 〜やってあげる保育から見守る保育へ〜 |
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色々な保育の場面で、保育士は子どもたちの声に耳を傾けています。子どもたちから提案があった場合は、危険がないこと、無理がないことを考慮した上で保育を展開します。また、その提案通りにできない場合は、きちんと理由を説明します。 |
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第 9条 保育者は、子どもに奉仕したり、面倒を見たりする人ではなく、一人の人格を持った人として子どもと共に生活すること。(保育者の人権) |
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第10条 子どもの権利条約にそった保育を展開しなければならない。 |
子どもの権利条約は、40条から成る条約で、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約です。日本は1994年に批准しました。この条約は、以下の4つの柱で構成された条約です。 |
1 生きる権利 |
子どもたちは、健康に生まれ安全な水や十分な栄養を得て、健やかに 成長する権利を持っています。 |
2 守られる権利 |
子どもたちは、あらゆる種類の差別や虐待、搾取から守られなければなり ません。紛争下の子ども、障害を持つ子ども、少数民族の子どもなどは特別 に守られる権利を持っています。 |
3 育つ権利 |
子どもたちは、教育を受ける権利を持っています。また、休んだり遊んだり すること、様々な情報を得、自分の考えや信じることが守られることも、自分 らしく成長するためにとても重要です。 |
4 参加する権利 |
子どもたちは、自分に関係のある事柄について自由に意見を表したり、 集まってグループを作ったり、活動することができます。そのときには、家族 や地域社会の一員としてルールを守って行動する義務があります。 |
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