聖愛だより2002年3月号
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今年度もあとわずかとなり、別れや、出会いを経験し、希望に胸を膨らませる子どもたちです。
今までの成長を喜び、新たな一歩を自信に満ちたものとなりますよう、心から願い、一日を大切に過ごして行きたいと思います。 |
『赦し』 |
昔々あるところに、一人のおじいさんが住んでいました。おじいさんは自分で家を建て、畑を作り、その周りに垣根をめぐらしました。 あるとき狐がやってきて垣根に穴をあけ、畑を荒らしていきました。おじいさんはかんかんに腹を立て、「狐が悔い改めて、作物を弁償し、垣根を修理しなければ絶対に赦してやるものか」と言って、垣根の穴をそのままにしておきました。。 どこの狐が弁償や修理ができるでしょう。敗れた垣根をさっさと自分で修理したほうがどれだけ賢いことでしょうか。 おかしな話ですが、この寓話は、私たちが人を赦していないとき、このおじいさんと同じことをしていることを教えています。赦しは自分の心の傷を癒す行為です。 「幼児虐待」や「キレやすい子ども」の問題が取りざたされています。赦すことを学びたいと思います。 |
副園長 早坂文彦 |
≪3月の行事予定≫ | |||
日付 | 園の予定 | 職員の予定 | |
1日 | (金) | ひなまつり | |
2日 | (土) | おひな祭り音楽パーティ (保護者会) |
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5日 | (火) | 合同礼拝(つき・ほし) | 聖書研究(タラントの会) |
6日 | (水) | 子育てサークル(講演会) | 職員会議 |
7日 | (木) | 年長話し合い | |
8日 | (金) | 避難訓練 10:30〜 つき 午睡終了 |
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9日 | (土) | 卒園児交流(小学3年生・つき) 新入園説明会 |
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12日 | (火) | 合同礼拝(つき・ほし) | 年少話し合い |
13日 | (水) | イチゴ狩り (ほし・天使・子育てサークル) |
企画会議 |
14日 | (木) | 聖書研究(めぐみの会) | |
15日 | (金) | ほし 午睡終了 | ちいろば会理事会 自主研究発表 |
16日 | (土) | 『言葉や心・子育てに関する相談会』 (臨床心理士、熊坂しのぶ先生) |
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19日 | (火) | 園内研修 自主研究発表 |
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20日 | (水) | 子育てサークル(合同) | マネージャー会議 |
25日 | (月) | お別れ遠足(愛情弁当) | |
27日 | (水) | お別れ会 | |
28日 | (木) | 保育終了 | |
29日 | (金) | 2001年度 卒園式 | |
30日 | (土) | 希望保育(午前保育) |
◆2001年度 卒園式 3/29(金)
午前9時30分より、原町教会礼拝堂で行います。
今年は16名の園児が卒園致します。
◆2002年度 入園・進級をお祝いする会 4/6(土)
午前9時より、保育園ホールで行います。
式終了後に保護者会総会がありますのでご出席ください。
旅立ち
こんなこともできた、こんな嬉しいことがあったと、満足した笑顔がみられるよう、この一年を感謝しながら、残された時間を楽しく過ごしていきたいと思います。
今まで仲良く遊びお世話になったつき組さんとのお別れ遠足やお別れ会を予定しています。
お別れ遠足 3/25 |
つき・ほし |
浪江町大掘焼き(亀田松助商店) |
なみ・はな |
野馬追いの里 歴史資料館 |
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てんし・つぼみ | 東ヶ丘公園 堤付近で遊びます。 |
お別れ会 3/27 |
保育園ホールで行います。 卒園児、退園児、退職の先生とお別れをします。 |
◆今年は16名の子どもたちが原町聖愛保育園から巣立ちます。
原町第一小学校 | ・・・ | 4人 |
原町第二小学校 | ・・・ | 6人 |
原町第三小学校 | ・・・ | 4人 |
大田小学校 | ・・・ | 1人 |
福島市 荒井小学校 | ・・・ | 1人 |
育てることは『信じて待つ』こと
一年が過ぎ、この時期特に子どもたちの成長を喜びながら、私たち大人も一緒になって期待と希望に夢を膨らませるころだろうと思います。
子どもの幸せを願う愛が『何かをしてやらねば』 問題に対して『解決してやらねば』と心騒ぎます。心配、焦りがいつもつきまとってしまいます。
しかし、子どもたちは自分で何をすべきか知り、自分で解決しなければならないことを十分わかっています。そう生きるように創られています。
今、私たちがしてやれる最高の手助けは『待つ』こと。子どもの力、生きる力を信じることから、「あるがままの自分」を出し、「自分らしく生きる道」を見つけ出す作業を始めます。
久野 信 著 『子供の自立をめざして』より
自信を持ち、自立の道を歩む一人一人の新しい一歩を共に喜びながら一緒にあゆみたいと思います。