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聖愛だより2003年12月号へ


聖愛だより2004年1月号

新年明けましておめでとうございます。
子ども一人ひとりの幸せと成長を願い、職員一同気持ちを新たにして保育に取り組んで参ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


ルカ福音書14:13
  宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、 足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。

  明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

「聖愛」9月号で、「障がい児者と共に生きるのが健康な社会」ということを書きましたが、そこで「障がい児者」の『がい』を『害』と書きましたことをお詫びして訂正します。障がい児者は決して害ではありません。社会の害であれば共に生きていくことも、健全な社会を作ることもできません。
 そして、さらに言うならば、「障がい児者」の「障」も不適切な言葉かもしれません。それを使えば「差し障り」のある存在になってしまいます。聖書の現代訳では、身体障がい者のことを「体の不自由な人」、盲人のことを「目の見えない人」、またはここには出てきませんが、「心の病気の人」と呼んでいます。汚い呼び方の言葉、相手を差別する言葉、相手が嫌がる言葉や事柄に注意したいです。相手の苦痛に思っていることにきがつくと言うのは難しいです。
 普通、宴会には身体の不自由な人が来てもらっては進行に障害となるでしょう。気を使わせて、本人も恐縮してしまいます。ところが、イエス様は言いました、宴会の時に、いろいろな不自由な人を招いて楽しみなさい、と。当園も当園の関係施設もそういう楽しいパーティをしています。


        チャプレン 村川政勝


≪1月の保育目標≫
  主題  『わかった!』
暗唱聖句  

神は言われた「わたしは必ずあなたと共にいる」

出エジプト 3章12節

年齢 保育目標 保育内容 保育者の配慮
てんし 0歳児
  • 身の回りのものに興味や好奇心をもって遊ぶことを楽しむ
  • ままごと道具で遊ぶ
  • 小麦粉粘土遊び
  • 手遊びやリズム遊び
  • 戸外、室内探索遊び
  • 子どもの自発的な動きを大切にしながら危険のないように見守り、必要に応じて手助けしながら保育者と一緒に楽しんで遊べるように配慮する。
  • ゆっくりとした時間配分で一人ひとりの生活リズムを徐々に整え、安定して過ごせるようにする。
つぼみ 1歳児
  • 好きな遊びを通して、友達との交わりやいろいろな遊び方を楽しむ。
  • ままごと
  • 粘土
  • なぐり描き
  • 指先を使って   
    • はさみ  
    • のりづけ  
    • ボタンはめ
    • ひも通し  
  • 遊びの中で友だちへの興味・関心が広がるよう仲介をし、関わりが十分続くよう必要に応じて、援助や助言をする。
  • 基本的な生活習慣、身辺の自立に向けて、個別の関わりを丁寧に行い、また、見直しや確認も忘れず行う。
はな 2歳児
  • 保育者や友だちと一緒に体を充分に動かす。
  • お正月遊びを知る。
  • かけっこ     
  • おしくらまんじゅう
  • ルールのある遊び
  • お正月遊び
  • はさみ、のりを使って製作
  • 遊び出せない子には、保育者が誘って一緒に遊びを楽しみ、"自分から"という気持ちがもてるように配慮する。
  • 昔ながらのお正月遊びを保育者と一緒に繰り返し遊び、みて、やってみて楽しさを味わう。
ファミリークラス 3歳児
  • 遊びを見たり、教えてもらう中で楽しさを見つける。
   《室内》
  • 伝承遊び   
    • すごろく  
    • かるた  
    • たこあげ(たこづくり)  
    • ふくわらい  
    • こま  
    • お手玉  
  • マフラーづくり
  • 織り機(つき、ほし)
  • かぎ針編み(つき)
   《戸外》
  • 鬼ごっこ(けいどろ、高鬼、缶けり)
  • 年上児が遊んでいる様子を見て、伝承遊びなどの遊びに興味を持つ機会や実際に真似をして試すことのできる環境づくりをする。
  • 遊びの中で年上児に教えてもらい、一緒に楽しさを味わったり、リードされたりと、時に子どもたち同士で遊びをすすめ、関わりを深められるよう、保育者が介入しすぎないように配慮する。
4歳児
  • 様々な遊びの中で、くり返し遊ぶ楽しさを感じ、友達と共感し合って交わりを深め、交友関係を広げる。
  • 子どもたちの疑問や遊び方には、丁寧に対応し、慣れてきたら、自分たちで遊びが進められるよう、環境を整えていく。
  • 友だちとのぶつかり合いはできるだけ大人が介入しすぎず、子どもたち同士で、解決できるよう状況を把握しながら見守る。
  • 冬ならではの遊びを楽しめるようにしたり、自然の変化に気づくことができるように保育者自信が、身近な事象の変化に目をとめる。
5歳児
  • 友だちとの共通の目的を持ち、試行錯誤しながら、じっくり取り組む。
  • 遊びの中で、文字や数を使った面白さが感じられるようにする.。文字や数の理解は様々なので、その子に合った援助をする。
  • 自分の、やりたい目標に向かって工夫したり友だちの良いところに気づき、認め合うことを引き出す。

≪1月の行事予定≫
日付園の予定職員の予定
5日(月)保育開始(平常保育) 
7日(水)子育てサークル(レインボー)職員研修
8日(木)小人さんの音楽会 
12日(月)成人の日のため休園 
13日(火)合同礼拝 
14日(水)子育てサークル(プーさん)マネージャー会議
15日(木)しゃりん梅訪問 
16日(金) 自主研究発表
19日(月)保育参観(〜2/6) 
20日(火) 聖書研究(タラントの会)
21日(水)子育てサークル(レインボー)企画会議
22日(木)小人さんの音楽会 
26日(月)愛情弁当の日 
27日(火)合同礼拝聖書研究(めぐみの会)
未熟児支援
28日(水)子育てサークル(プーさん)給食会議
29日(木) 自主研究発表
30日(金) 園内研修
≪保育参観・給食参観≫ 日時 1月19日(月)〜2月6日(金)

  寒さに負けず

 寒さが増し、大人は外へ出るのをためらってしまいますが、子どもたちの喜んで遊ぶ姿からは、寒さを気にせずいっぱいあそびたいという思いが伝わってきます。
 風の冷たさを肌で感じることは、体温の調節や病気に対する免疫力を高めることにつながります。
 体調が悪くないときは、戸外であそぶようにしましょう。


  お友だちと一緒

 「ひとり遊び」から「集団遊び」へと遊びの形が広がっていく中で、同時に自分の社会を広げていきます。自分を知って相手を知る。相手を知ってさらに自分を知る・・・。人との関わりの中で、自分自身をもちつつ他人とともに生きる難しさと喜びを知る基本ともなるとても大切な過程です。
 保育園では、遊び・生活の中で子ども同士の関わりを大切にし、ルールを守ることや友だちと協力し合うことで、すすめたり、発展させることができることを知らせていきたいと考えています。

1月の保育では、各年齢に応じてお正月あそびを経験します。
ルールを守り、友だちと1つのあそびをつくりあげ、おもしろさを共有し大切にすることを遊びから伝えたいと考えています。