よい子ネットとは
地域社会と家庭とのコミュニケーションを高め、より善い育児環境を整えるために、大阪府保育協議会では、本年度から「よい子ネット」という特定情報配信のサービスを開始する運びとなりました。
「よい子ネット」サービス開始の背景には、昨今、急激に増加している犯罪・不審者への懸念がありました。頻繁に連れ去り事件が起こるなど、その犠牲になっているのはいつも弱い子ども達が中心となっています。そういった問題点から「よい子ネット」を運用することで、安全な方法で情報提供を即座に行うことによって、少しでも子どもたちを犯罪から守り、二次災害の防止になればと思っています。
「よい子ネット」とは、現在日本人口の約2／3の方が所有されているとされる携帯電話を使ってのサービスです。これまでの保護者への告知や通知は、お知らせの紙を貼り出す、プリント等を配布するというものが一般でありました。そのため情報を得るのに時間的なズレが生じたり、そういった問題点の解決策として携帯電話の利用する事になりました。そこで今回導入される「よい子ネット」を活用し、保育園と保護者を結ぶネットワークにする運になりました。閲覧料は情報通信料のみで、ご覧頂くには入会登録が必要ですが登録は無料です。情報の流通経由は、大阪府健康福祉部、又は(社)大阪府社会福祉協議会から保育園に内容が届くシステムとなっております。
普段は保育士が保育園の専用ホームページから電子連絡帳として情報発信することもできる【保育園からのお知らせ】という項目があり、その中で【園の紹介】や【園からのお知らせ】というメニューがあります。保護者がお知らせメールを申し込むことによって、配信を希望する団体からの緊急情報、一般情報を選択閲覧する事ができます。防犯・防災などの緊急のお知らせにも活用できる安心の
システムです。又、24時間閲覧でき、警察や市役所などから防犯等情報が入ると、加盟園・保護者に随時配信する緊急情報システムです。
今日、近隣において事件、事故が多発し不安な社会ではありますが、子ども達が元気に笑顔いっぱいで生活できるよう、「よい子ネット」を導入することにより犯罪から子どもを守り、又、より安全で安心して暮らせる地域社会になることを願いたいものです。
