すべては子どもたちの成長のために
― Ａｌｌ　ｆｏｒ　ｇｒｏｗｔｈ　ｏｆ　ｃｈｉｌｄｒｅｎ ―

　つくしは春になるのを待ちわびるかのように枯れ間の隙間から少しばかりとんがった丸い頭をもたげ、いつでも青空に飛び立てる準備をしています。その土の中には、驚くほどの長さの根茎が伸びており、たとえ切られても再生し成長を続ける生命力を持っています。つくしの頭が春の温かい光に誘われて地表を抜けるとやがて胞子を振りまき、春夏秋冬を経てまた新たな命を育み続ける生命の循環が行われるのです。人間の世界になぞらえれば、地中で発芽を待つ期間は、人間への基本的信頼と愛情を育てていく基礎となる大切な乳幼児期であり、栄養を蓄え力強く根を伸ばす根茎は、大人になった時に欠かせない生きる力の源と言えます。

　つくし会では、未来を生きる子どもたちにとって欠かすことができない「自立」「やりたい」「粘」「柔軟」を育むため、環境を整え上質な保育を心がけていきます。