園ってどんなところでしょう? どんなことを学べるでしょう?
保育内容について簡単に解説します。
(3・4歳の新入園児を対象とした場合)
【こころとからだの成長を育む】
自立する心や自発を促す
それまで家庭の中だけで生活してきた子どもたちは、初めての集団生活のなかで自分の事は自分でするということを学び、少しずつ自立していきます。また、様々な新しい出来事や事柄に対して好奇心を持ち、意欲的に取り組む態度も見せはじめます。
たくさんの経験を積む
  子どもにとって大切なことは、自分の抱く好奇心や探求心をどんどんふくらませて、発見する喜びを知り、満足感を得るということです。園では、こうした体験の場を与え、向上する子どもの心をサポートしていくように配慮しています。経験のしかたが豊潤な子どもには、発想や言葉などに豊かさが表れ、また積極性も培われていきます。

【子ども同士の交流を通じて学ぶ】
同世代の子どもたちとふれあう
それまで昼間はほとんど母子だけで過ごしてきたという環境から、たくさんの同世代の友達がいる園での生活は子どもにとって大きな刺激を与えてくれます。それぞれ違った個性のぶつかり合いに最初は戸惑うことも多いでしょうが、仲間同士で協力し合ってこそ生み出されるものの素晴らしさを体験できます。
協調性を養う
  園は子どもが最初に足を踏み入れる、小さなひとつの社会です。社会の中では、否が応でも他人と接しなければならず、その他人は自分とは違った考え方を持っています。当然、自分を相手に合わせて、考えを変えなければならない場合もあります。そのような人間関係を通じて子供たちは協力することの大切さを学びます。

【生活する楽しさを知る】
社会のルールやマナーを学ぶ
礼儀作法や安全のしつけはもちろんのこと、いのちの尊さや自然との共生など、幼児期にこそ学ばせたいことがあります。また、正しい生活習慣や公共の場における社会的な規範を身につけることにも重点をおいています。
明るく豊かな心を育てる
  園では、子どもの発達の実態と興味や関心をとらえて必要な援助をします。何事も自分で体験し、肌で感じ取ることの重要性を知って欲しいからです。行事を通じて文化の伝承も行います。生活を豊かにより文化性をもったものに高めていくことで、子どもの情感も豊かなものへと成長していきます。

Copyright 2005 Kids Information Service. All right reserved.