保育方針

園の基本方針

  • 誰もが安心して子どもを生み育て働きつづけられるように
  • どの子も健康でたくましく、健やかに育つように
  • 保育者が健康で生き生きと仕事にとりくめるように

  父母、子ども、保育者のそれぞれの立場を大切に保育の運営にあたります。

保育目標

 わたしたちは、集団保育を通して子どもたちが人間としての基本的な諸能力と豊かな人格形成のために、目的意識的な働きかけと保育活動を組織し、父母と共に保育内容をつくることをめざします。

①よく食べ、よくあそぶ元気な子どもたち
②友だちを大切にし、友だちと協力して行動できる子どもたち
③なぜだろうとよく考え、最後までやりぬく子どもたち
④自分の考えをはっきりといい、友だちの意見も聞ける子どもたち

①よく食べ、よくあそぶ元気な子どもたち

 人間として食べることは、命を維持していくために最低限必要な生きる力です。でも、食事になったら元気がない子、イヤイヤ座っている子どもを見かけます。それはミルクの時代から始まっていませんか。ミルクを飲むのに時間がかかる、離乳食がなかなか進まない、食べない、かめないなど「食べない子ども」を本気で考えていきたいと思っています。それは、保育者だけでなく父母の方々と一緒に話し合い、伝え合いながら育てていきましょう。
 寝ることも、もちろん生命維持のために大切なことです。夜、遅くまで起きている子ども、昼寝の時間が短い、少しの物音でも目をさましてしまう等、幼い子どものすがたとしては不自然な事が多いようです。私達の育った頃を思いだして下さい。現在の夜型の生活の中へ子どもを押し流していませんか。睡眠時間の保障されていない子どもの多くは風邪をひきやすい、意欲的に遊べないなどの悪循環を起こしています。いろいろな生活条件を出し合い、工夫をしてみましょう。

②友だちを大切にし、友だちと協力して行動できる子どもたち

 友だちとあそべることや、まわりの人々のことに興味を持つことも大切なことです。自分も思い切りあそびこむことができる。そして、一緒にだれかとあそぶことが楽しいと感じることによって、仲間を大切にする気持ちが生まれてきます。「仲間を大切にする」と、ことばだけで教えても育っていかないと思います。


③なぜだろうとよく考え、最後までやりぬく子どもたち

 考えることは「これは何かな?」「どうしてそうなるのかな?」などの疑問を持つことから始まるのではないでしょうか。「あたりまえ」「しかたがない」からでは生まれてこないと思っています。だから子どもたちがおしゃべりをしだすと、決して「アレナニ?」「コレナニ?」と連発するでしょう。そうして大人から繰り返し話して聞かされたことによって、知識を持つようになります。自分でさわったり、ためしたりしながら考えることを始めてゆくのです。そして、今、大人たちが「あたりまえ」が、本当にそうなっているかを、一緒に考えてゆきたいと思っています。

④自分の考えをはっきりといい、友だちの意見も聞ける子どもたち

 言語、ことばは自分の思いを相手に伝えるものです。自分の思いをはっきり相手に伝えるためには、たくさんの表現方法を知ることが大切です。ことばは聞く力から生まれます。だから、はっきり話す、わかりやすい発音でゆっくり話かけてあげる。それだけでも随分違います。そして、大切なことは、生きた人間が話しかけることです。そして“おしゃべり”をすることです。おしゃべりは一人ではできません。仲間が必要です。そして、もっと楽しいおしゃべりには、たくさんの仲間が必要です。子どもも大人も一緒になって、おしゃべり仲間を作りましょう。

【保育方針】と【保育目標】を大切にして
各年齢に応じた保育の計画で保育にあたります。