保育園ってなーに?

 昔保育園は、「子どもを遊ばせていればいい。」などと言われてきましたが、今はその
   ような時代ではありません。本園では時代に対応しながら、子どもたちの活動を通して
   「自分を大切にすること。」「自分に自信を持つこと。」そして、「友だちや周りの人
   とうまくかかわれること。」などで、たくましく生き抜く子どもたちの自立を目指して
   きました。人間形成の土台となる乳児保育では、親子の愛着形成についておうちの方と
   共に考えたり、生活習慣の自立に向けて連携をとりながら進めたりしています。3歳4
   歳5歳の3年間を見通した一貫教育では、スムーズに小学校生活のスタートが出来る事
   を目標にして、就学前教育の充実に取り組んでいます。専門家としての保育士資格と幼
   稚園教諭免許を取得した大勢のスタッフによるチームワークで、きめ細かな保育をおこ
   なっています。
   更に、一人ひとりのお子さんの発達の姿に寄り添った支援保育にも取り組み、いろいろ
   な関係機関と連携して、より良い支援を考えながら保育しています。
   
   大原保育園は、60年間地域で地道に取り組んできた就学前教育の実績に、自信を持って
   います。そのことは、地域の皆様からの強いご支持に支えられてきたことのおかげと、
   感謝いたしております。

1 働く保護者の方が利用しやすい保育園を目指しています。

  • 通常保育 8時~16時
  • 延長保育 朝延長7時30分~8時、夕延長16時~19時、土曜日は~最大17時。
  • 休園日は日曜・国民の祝日 12月29日~1月3日

2 いきいき保育を目指しています。

  • 3・4・5歳3年間を見通した一貫教育に取り組んでいます。その教育活動の中から、園児が驚き、発見、そして感動を得て、その事が子どもの自信となって成長するように援助しています。
  • 日常生活の中で、「いつも仏様が見ていてくださる。」という意識を、自然に身につけることにより、善悪の判断や他人への思いやり、そして、社会的ルールを身につけるなどの豊かな心の育ちを援助しています。(社会的問題となっている青少年の凶悪犯罪は、乳幼児期の育ちが大きく影響するといわれています。)また、職員は子どもたちを仏の子として大切にさせていただいています。
  • 0歳から就学までの子どもたちが、生活を共にすることにより、兄弟のような関係が自然に生まれ、そのことが豊かな人間関係へとすすんでいます。(小さい子は憧れを、大きい子はいたわりを。また、遊びの伝承も自然におこなわれています。)
  • 地域交流や世代間交流も活発におこなっています。(小・中・高生徒・特老などとの交流)
  • 保育時間が長いので、5歳児は園外での活動に積極的に取り組み、その結果人々との出会いが子どもたちの心を豊かにしています。(長浜駅舎鉄道資料館・木之本地蔵・観劇など定期バスや電車で・・・)
  • 全館冷暖房、空気清浄機、除菌消臭加湿器完備で快適な生活を保障します。(給食時・午睡時など気温にあわせて)

3 指導計画や週案・日案などの充実

  • 専門の教育を受けた保育士が、子どもたち一人ひとりの育ちを理解し、子どもたちの発達に合わせた保育を組み立て、『健康』『人間関係』『環境』『言語』『表現』の5領域に基づいて、日々の保育の中で年齢に応じた成長を遂げるように個々に応じた援助・指導をしています。
  • 週1回のミーティングでは一人ひとりの育ちに全職員が目を向け共通理解に努めています。
  • 職員は各地で行われる研修会に参加し、常に資質の向上に努め自己研鑽に励んでいます。
  • 平成18年度は、『自然との体験を通して、共に育ちあう仲間作りをめざして』のテーマのもと保育に取り組みました。又、通年長浜市教育研究所長小林先生を講師に、ケース検討会を重ねてきました。
  • 平成19年度は、1、毎日の生活が意欲的に取り組めるよう保育環境を充実させ、意欲が自信につながる事で、自分の思いを相手にしっかりと伝えるようになる。2、子どもたちと心地いい時間と空間を共有・共感するための環境に目を向け、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚といった五感を充たすような『場』を考える。に取り組み、米原市保育協議会0・1歳児部会において、彦根乳児保育所長渡辺宏子先生を講師にお迎えし、本園の保育を公開し研修を深めました。
  • 平成20年度は、月1回大垣女子短期大学講師永田恵実子先生を招聘し、特別支援保育に取り組みました。また、前年度に引き続いて「子どもたちと心地いい時間と空間を共有・共感するための環境に目を向け、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚といった五感を満たすような『場』を考える。」を園内研究テーマとして継続し、公開保育などをおこなってきました。
  • 平成21年度は神戸松蔭女子学院大学教授寺見陽子先生を継続してお招きし『新・保育所保育指針』について研修を重ねました。
  • 平成22年度は元大垣女子短大准教授古宮山昭子先生の下『子ども理解について』研修をすすめました。また、永田先生には継続して特別支援保育計画について、ご指導いただいています。
  • 平成23年度は大垣女子短期大学西川正晃教授の下『遊びの中の学び』について、連続研修を受けました。
  • 平成24年度は、滋賀文教短教授大下二三子先生をお招きし、研修を深めました。
  • 平成25年度は、静岡英和学院准教授永田恵実子先生をお招きし『保育者のまなざし』と題し、又滋賀文教短大講師荒木重幸先生のもと『子どもとむきあう』と題し研修を行いました。
  • 平成26年度は、「子どもとのかかわりや保護者とのかかわりについて」かかえている問題について、名古屋市立大学人間科学科非常勤講師奥平俊子先生に連続してご指導いただきました。
  • 平成27年度は、「幼保連携型認定こども園 教育・保育要領について」、大阪総合保育大学児童保育学部学部長教授大方美香先生に連続してご指導いただいています。
  • 平成28年度は、福音館植田紀人先生を迎え「心を育てる絵本の力」のお話を聞き、絵本や読み聞かせについて研修を行いました。
  • 平成29年度は、静岡英和学院大学教授永田恵実子先生をお迎えし、「子どもの一生を見据えた子育て~乳幼児期は土台となる~」と題し、乳幼児に大事にしたいこと、かかわり方、保育のポイントなどを研修。永田先生には月1回指導を受けています。
  • 平成30年度は、静岡福祉大学教授永田先生をお迎えし、特別支援保育の研修をしました。永田先生には通年指導を受けています。
  • 令和元年度は、米原市の保健師の方から食育、消防士の方から救急救命法、警察署の方から交通安全・不審者対応などの研修・指導を受け、大切な子どもたちを守る研修をしました。
  • 令和2年、コロナ禍のため、オンライン研修で「表現あそび」「運動あそび」を学び、実践的研修では、幼児の絵画に精通しておられる西川敦子先生による絵画研修「幼児の絵の理解や環境支援の方法」を保育を通じ指導を受けました。
  • 令和3年度は、オンライン研修で、岐阜聖徳学園大学西川正晃教授による「これからの幼児教育・保育」「小学校への連続性」について学びました。
  • 令和4年度は、改めて人権研修及び不適切保育について研修を行い、チェックリストなどを用いながら、自分の保育やチーム保育について考える機会としました。
  • 令和5年度は、米原市の保健師・栄養士の方から、「子どもの元気な体づくり」と題して、子どもたちの脳や発達やバランスの良い食事、睡眠の関係について学びました。

4 園内での給食

  • 子どもたちの健康な身体作りのため、給食を保育の一環として大切にしています。
  • 年齢により食事時間が違うため、仕上がり時間・配膳時間など、応用の利く体制を整えています。
  • 『安心と安全・本物の味』のテーマのもと、食材を厳選しています。また、アレルギーの子どもたちのための除去食・その日の体調により配慮できる献立、離乳食もしています。
  • 出来るだけ添加物の少ないの安全なおやつ・手作りおやつ(月数回)を実施しています。
  • 平成16年11月、滋賀県主催の『食育シンポジューム』に『食育で育てる(生きる力)』と題して、本園の研究成果を発表しました。
  • 平成19年5月、滋賀大学教授堀越昌子先生をお招きし、『食育でこどもは育つ』と題し、保護者対象の育児講座、また、職員研修を行い、引き続き『食育』に取り組んでいます。
  • 令和元年5月、米原市健康づくり課保健士の方に「子どもの元気な体づくり」と題し、保護者対象の育児講座を開催。家庭と共に「食育」に取り組んでいます。

保育園に入るには?

  • 保育園は、児童福祉法に基づいて、保護者が働いていたり、病気や介護等の理由でお子さんを家庭で保育できない場合、かわりに責任をもって保育するところです。
  • 【広域入所】
    市外の方も本園に入園することが出来ます。ご相談下さい。
  • 入園の申込みの窓口は米原市保育幼稚園課の窓口で随時受付けています。ただし毎年4月の入園の申込みだけは、数が多いことから期日を定めているのが普通です。
  • 入園の決定は米原市がおこないます。申込みの際には書類(申込書・就労証明書・調査書、これから働く人は採用予定証明書など)が必要です。
  • そして米原市保育幼稚園課で、これらの書類をもとに、入園基準に基づいて審査をします。
  • 認可された保育園では、保育にかかる経費は公・私立を問わず国と都道府県・市町村の負担と、保護者が納める保育料とでまかなわれています。
  • 保育料は両親が前年度納めた税金の額によって決められ、公立・私立による差はありません。このうち、保育料については、納税額と保育料の額が表になっていますので、調べることができます。3歳児以上は無償です。又、米原市では、第2子以降保育所保育費用が軽減されます。
  • 保育園では入園案内等を用意しています。見学なども自由にできますので、わからない事などありましたら気軽にお尋ねください。
  • 一時あずかり保育も行っています。詳しいことは、米原市保育幼稚園課または、保育園までお尋ねください。