聖愛だより2002年4月号
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ご入園・進級おめでとうございます。新しい生活が始まり、環境の変化に期待と不安で胸がいっぱいなことと思います。 一日も早く安心して園生活ができるよう職員一同心新たに、保育に取り組んで参りたいと思います。 |
『育つ力と時間』 |
子どもはそれぞれに自ら育つ力と、必要な賜物を神様に与えられています。一人ひとりに与えられたそれらのものは、多いとか少ないとか計ることが出来ず、また、優れているとか劣っているなどと他と比較する事の出来ない、個々に相応しものです。この力や賜物を、神様は両親をはじめ、ご家族や取り巻く周りの人々の愛情と、生活や様々な経験を通して、成長させてくださるのです。 成長には適切な環境と十分な時間が必要です。長さや質は私達の努力や工夫で多少改善できますが、それ以前に、神様に委ねなければならない時間があることを、理解しておかなければなりません。 子どもが成長して手がかからなくなると、「子どもは手がかかって大変だと思ったけど、過ぎてみるとあっと言う間だった」とよく聞きます。子育て中は、忙しさが子育ては大変だと思わせ、時間も長く感じて早くなんとかしたいという思いになります。早くおむつを外したい・・、何でも一人で出来るようになって欲しい・・と、今を飛び越えて一気に、子どもが自立することを望んでしまうことがあります。 人間の一生でみたら子どもの時代は数年で、大人の手が必要だったり、大人がしてやれることは僅かです。しかし、このほんの数年といわれる時間が、その人間の土台となる大切な時間になるのです。 私達はここに、保育園の果たす重要な役割と意味があると考えています。お子様の健やかな成長を願い、保育園時代が豊かな時間となる保育に取り組んで参りたいと思います。 |
園長 遠藤美保子 |
≪4月の保育目標≫ | |
主題 『安心して』 | |
暗礁聖句 |
「主はわたしたちを造られた。わたしたちは主のもの、その民主に養われる羊の群れ。」 詩篇100編3のb,c |
保育目標 | 保育内容 | 保育者の配慮 | |
0歳児 |
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1歳児 |
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2歳児 |
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3歳児 |
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4歳児 |
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5歳児 |
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≪4月の行事予定≫ | |||
日付 | 園の予定 | 職員の予定 | |
1日 | (月) | 保育開始 | タラントの会 |
3日 | (水) | マネージャー会議 | |
6日 | (土) | 入園・進級をお祝いする会 保護者会総会 |
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10日 | (水) | イースター礼拝 | 職員会議 |
12日 | (金) | 交通安全教室 | |
17日 | (水) | 給食会議 | |
18日 | (木) | めぐみの会 | |
22日 | (月) | 愛情弁当の日 | ケース会議 園内研修 |
23日 | (火) | 合同礼拝(つき・ほし) | 企画会議 |
24日 | (水) | 子育てサークル開始 | |
27日 | (土) | 卒園児交流事業(小1・つき) |
◆保育園だより 『聖愛』
毎月初日に発行いたします。園の月間の予定や行事の内容、園長の保育雑話、各クラスの保育目標など大切な事が記載してあります。必ず目をお通し下さい。
◆給食だより
毎月月末に次月の献立表を配布いたします。
毎月の昼食内容並びにおやつ等が記載してあります。ご家庭で見やすい所に貼るなどして参考にしてください。
◆クラスだより
毎月10日に、園だよりとは別に各クラス毎に発行します。保育のねらい、生活や遊びに様子、お誕生児紹介、子供の姿・つぶやき等を載せたお便りです。ご家庭でのエピソード等ありましたら、お寄せ下さい。
◆送迎について
園の近辺の道路が狭く、また、一方通行のためご不便をおかけ致しておりますが、お互いに譲り合って事故などのないようくれぐれもご注意ください。
なお、保育園門の前は、緊急時車両が入りますので駐車しないようご協力をお願い致します。また、盗難防止・環境保護のためにもエンジンを切って、カギはロックして下さい。
◇ 一人一人を見つめて…大切に ◇
原町聖愛保育園では、豊かな将来性を持つ子ども達の健やかな成長を見守り、その人格を尊び、一人一人の平安と幸せを目標にしながら、子ども達の育ちに援助していきます。
子ども達は家庭や社会生活を通して、たくさんの事を見て知り、模倣しながら経験し成長します。しかし、今日子ども達を取り巻く環境は、人間関係が希薄で社会的にも心理的にも経験が不足しております。そこで、この時期に必要な経験を十分に出来る環境を意図的に整える必要性を感じています。
また、子ども達の生活は遊びを中心にして展開されるもので、子ども達は遊びを通して、さまざまなことを学び身につけていきます。決して大人の側からの指示や押し付けばかりの保育の中では、心の健やかな成長は見られません。子どもの発達の様子を的確に把握し理解した上で、子どもの育ちのための環境を整えていきたいと思い舞うs。そして、季節や自然の恵みを十分に感じることの出来る環境の中で、生活主体者としての子どもが、いきいきと生活を展開し生活する力を身につけてほしいと願っています。
保育者自信も子ども達と一緒に生きることに喜びをもって、保育に専念し、クラスの中で、望ましい社会性と共に、他人を思いやる優しさと勇気を伝えて参りたいと思います。
◆イースター礼拝について
キリスト教では「イースター・ペンテコステ・クリスマス」が3大祭と言われます。原町聖愛保育園でも4月10日(水)にファミリークラスの子ども達が中心となってイースター礼拝を守ります。
イースターとは、十字架にかけられたイエスキリストが3日後によみがえられたことを祝う祭りです。
4・5歳児(ほし組・つき組)は、教会で礼拝を守り、その後、昔から新しい命のよみがえりを表していると考えられている、卵を使ってエッグハンティングを計画しています。また、3歳児と年少クラスでも各クラスごとにお話やお部屋の飾り、エッグハンティングの見学を通してイースターを喜びあいます。