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聖愛だより2002年10月号

 運動会を経験した子どもたちは、自信に満ちた逞しさが感じられます。この経験を弾みとし、さらに遊びが広がるよう、今月は園外保育を多く取りいれ、明きの自然を子どもたちと一緒に感じたいと思います。


≪豊かな家庭を築く≫

 「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使徒16.31)。聖書の言葉です。
家庭が円満であることは幸いなことです。夫婦・親子・兄弟が争わず、仲良くしたいと、願わない人はいないでしょう。家族はあらゆる共同体の基礎単位であり、大切なものです。ところが今、その大切な家庭の崩壊が大きな社会問題になっています。どうしたらわたしたちは、家庭崩壊の危機から免れ、円満で、豊かな家庭を築くことが出来るでしょうか。
 現代社会は一人ひとりの人権が大切にされるようになりました。人権は、尊重し過ぎるということはありません、人権がより尊ばれる社会にすべきだと思います。しかし同時に、家庭をはじめとする、あらゆる共同体のあり方についても考える必要があります。大切な家庭である共同体が壊れては、個々人の人権を守ることは出来ません。人権を守ることと家庭・共同体を守ることは切り離せない問題なのです。しかし、何かが両者の調和を乱しています。それは、すべての人間に寄生している「自己虫」の存在です。この害虫の特性は、世界中のあらゆる人間の心の中に生息し、駆除が難しいこと、そして一度死んだかに見えても生命力が強くすぐに息を吹き返すこと等々です。その特効薬は、二千年前から今も効き目が持続している、イエス・キリストの十字架の愛であると言われています。
 わたしたちは、大切な家族を「自己虫」の害から守るために、すべてのものに与えられている特効薬・犠牲的なキリストの愛、「聖愛」によって生きるものでありたいと願います。


チャプレン 末留英夫



≪10月の行事予定≫
日付園の予定 職員の予定
1日(火)総合防災避難訓練(引き渡し) 
2日(水)子育てサークル障害児保育研修
職員会議
3日(木) 防災管理者講習会
聖書研究めぐみの会
7日(月) 年少会議
年長会議
8日(火) 聖書研究タラントの会
9日(月)子育てサークルマネージャー会議
10日(木)小人さんの音楽会 
11日(金)合同礼拝(つき・ほし)
15日(火) ケース会議
16日(水)子育てサークル企画会議
園長研修会
17日(木)健康診断(てんし・つぼみ・はな) 
18日(金)健康診断(ファミリークラス)
しゃりん梅訪問
相双支部学習会
21日(月)合同礼拝(つき・ほし)園内研修
22日(火)芋掘り、芋煮会
バザークラス話合い(19:00〜)
 
23日(水) 相双支部主任保育士部会
給食会議
24日(木)小人さんの音楽界 
25日(金) 年長会議
26日(土)健康福祉まつり(27日まで) 
28日(月)愛情弁当の日原町保連市長懇談会
29日(火)しゃりん梅訪問相双支部施設長研修会(30日まで)
30日(水)子育てサークル
31日(木) 自主研究発表(貴)




芋掘り・芋煮会

  • 日時 10月22日(火) 9:45〜

 秋の豊かな実りを神様に感謝し、収穫の喜びを感じ合いたいと思います。その後に、芋汁パーティをし、お友だちと楽しくいただく予定です。
(雨天の場合は10月28日(月)に延期いたします。)
* 当日、はな組、ファミリークラスの子どもたちは
長靴とスモックをご準備ください。

健康福祉まつり

  • 日時 26日(土)〜27日(日)
  • 場所 原町市福祉会館

 毎年、市内の保育所・保育園の子どもたちが絵画や製作した作品を展示しております。その他にも、小学生による和太鼓やマーチング、手話の講習など内容も充実しています。
 つきぐみさんでつくった作品を出展する予定でいます。
 どのような作品ができるのか楽しみにしていて下さい。
   〜開催中に、ぜひ皆さんでお出かけください〜

音楽を通して  〜六番目の感覚を育てる〜
 日本では昔から、五感の次の感覚を"第六感"と呼び、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)では感じられない事柄、物事の本質を鋭く感じ取る心の動きをそう表現しました。ところが、ダルクローズという人は、日本の第六感とは違う「第六の感覚」を「筋肉の感覚」だと考えました。「筋肉の感覚」とは、筋肉そのものがどこにどのように どのくらいの力を加えるのかを記憶している事をいいます。筋肉は頭脳と密接に結ばれており、精神面でも大きな影響を与えています。頭脳と筋肉が同等の理解を持っていれば、自分の考えている通りにからだを動かすことができるのです。
 音楽に合わせてからだを動かすとき、からだ全体で動きながら、リズムや音を感じ取っています。つまり、音楽は頭脳と筋肉が同等の理解を持つ訓練をするのはとても有効なのです。

      「こどもがグングン伸びる音楽あそび」
         著書:岩崎光弘・千葉和恵

 園でも小人さんの音楽会をはじめ各クラスで、音楽に合わせて手拍子やリズムをとったり、からだを動かして音を感じ取る機会がたくさんあります。
 子どもたちは曲の雰囲気に合わせ、手をたたいたり、頭を揺らしてリズムをとったり、ぴょんぴょん跳ねてからだ全体を使って感じたものを表現しています。
 このように子どもたちの自然に引き出される身体活動は、心とからだのバランスのとれた成長には大切なもののようです。これからも楽しみたいと思います。