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聖愛だより2003年2月号

 あちらこちらでは春の準備が始まっていますが、まだまだ寒い日が続いている毎日です。
 子どもたちは、園庭の水溜りに薄く張った氷や畑にあらわれた霜柱を踏んで自然の音を楽しんだり、手で触れて冷たい感触を味わったりと、今ならではの遊びを楽しんでいます。


「はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、
   やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」

 これは聖書の最初の言葉、旧約聖書創世記一章一節、二節の言葉です。「地は形なく、むなしく、やみが淵(ふち)のおもてにあり」とは地球を宗教的に見たことですが、生まれたばかりの赤ちゃんもこれと同じです。赤ちゃんは裸で、何も持たず、何の自己保証もなく生まれてきます。自分で着ることも、話すこともできません。もし、親の手助けがないと壊(こわ)れて死んでしまいます。だいたい、赤ちゃんから卒園する幼児期にかけてがこれに当てはまります。
 「神の霊が水のおもてをおおっていた」とは、神様が「地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり」というわけのわからない地球を両手でもってしっかりとおおっていたということです。無事に育つのか、どういう子になって成長していくのか、まったくわからない、親も子も混沌(こんとん=カオス)とした中にあっても、しっかりとあかちゃんを抱いています。でも、力を抜いて、赤ちゃんが動ける程度に、自ら成長できるようです。抱っこできるのは小学生くらいまでです。身体も大きくなります。だいたい中学生ころから自立を始めます。どんなに可愛くてもお父さんがわが子を抱っこできるのもわずかの間です。
 神様もいつまでも抱っこしていたのではありません。人間を造ってこれにルールを与えました。ルールというのは社会性のことです。ルールを守らなければ他人の中でうまく生きていけません。昔は町内に子供が群れていました。それがほとんどない今、社会性を身につけ、ルールを守って、弱い者を助けていけるようなことを身につけるのは保育園です。ただし、保育園に過剰な期待をしてはなりません。子育て、教育の権利と責任の基本は家庭にあるのです。この基本を忘れて、子どもの教育の権利と責任を園や学校に押し付けるのはいけません。

チャプレン   村川政勝



≪2月の行事予定≫
日付園の予定 職員の予定
3日(月)節分お楽しみ会 
4日(火)合同礼拝(つき・ほし) 
5日(水)子育てサークル(レインボー)職員会議
6日(木)避難訓練 15時〜第2回救急救命講習会 18時
10日(月) 年少・年長話し合い
12日(水)子育てサークル(プーさん)マネージャー会議
13日(木)小人さんの音楽会
保護者会講演会 19時〜
 
15日(土)卒園児交流事業(小学4年生)相双支部保育研究会
17日(月)しゃりん梅訪問(ほし) 
18日(火)合同礼拝(つき・ほし) 
19日(水)子育てサークル(レインボー)企画会議
20日(木)長寿荘訪問(つき) 
22日(土)保育参観・牧師講話 
24日(月)愛情弁当年長話し合い
26日(水)子育てサークル(プーさん)給食会議
27日(木)小人さんの音楽会相双支部総会
28日(金)しゃりん梅訪問(ほし)自主研究発表


【一人暮しの老人宅訪問】
               伝承遊び/つき組

 近所に住む65歳以上の一人暮らしの方々と、年間を通して交流をもっています。数名ずつお宅におじゃまして、昔の遊びを教えていただきながら、一緒に遊ぶことを楽しみます。
 手土産に、裂き織りを利用した手紙入れを準備して出かけます。

  1/27 打田様宅    1/28 熊耳様宅
  2/10 佐々木様宅  2/12 鈴木様宅

どんなお話だろう?〜卒園児交流事業〜
◆ 2/15(土)  9:30〜11:00

◆ 対象:小学4年生/ファミリークラス

 今回は小学4年生を招待して、おにいさんやおねえさんが好きな絵本を読んでもらいます。
 どんなお話を聞かせてもらえるか楽しみです。