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聖愛だより2003年10月号

澄みきった空がどこまでも高く、戸外で過すのが気持ちのよい季節です。
運動会を経験した子ども達は満足が自信となって、さらに友達の輪を広げて遊びを展開し、これまでできなかったことも、挑戦していく思いを抱いたことでしょう。


コヘレト3:1 何事にも時があり
   天の下の出来事にはすべて定められた時がある。

 「コヘレト」とは伝道者という意味です。すべてのことにふさわしい時があります。子どもの早期教育もその子によっては合わないことがあります。時がありますふさわしい方法がありますひとつの方法がすべての子に合うなどということは決してありません。早くにやってよい場合もあるでしょうし、返ってゆっくりしっかりやったほうが良い場合もあります。
 わたしたちはどうしても「進学思考」になります。赤ちゃんの時から、立てばさあ歩け、歩けばほら走れです。それが悪いというのではありません。その子によってすべてが違うのです。その点を理解してください。ある親はわが子に本人の意志より先に文字を教えない方針でした。その子は園の年長児になっても文字を読むことも書くこともできませんでした。周囲の親からいろいろ言われましたがそれでも教えませんでした。親としてかなりの勇気が必要となります。
 ある時、突然その子が字の読み方を教えて欲しいと親に求めてきました。理由を尋ねると、自分で園の絵本を読みたいと言うのです。機が熟しました。1週間で五十音の読み方を覚えました。続いて、1週間で書き方を覚えました。すべての子にこのやり方が良いとは思いません。危険もあります。「神のなされることは皆その時にかなって美しい」、その美しさを信じ、決断し、忍耐できる親でありたいです。しかし、いつも課題を与えることも忘れてはなりません。

        チャプレン 村川政勝


≪10月の行事予定≫
日付園の予定職員の予定
1日(水)子育てサークル(レインボー)職員会議
2日(木)総合避難訓練ケース会議
3日(金)しゃりん梅訪問(ほし組) 
7日(火)合同礼拝(つき・ほし組)聖書研究(タラントの会)
8日(水)子育てサークル(プーさん)未熟児相談会
9日(木)小人さんの音楽会マネージャー会議
13日(月) 職員研修(栄光幼稚園見学)
14日(火)合同礼拝(つき・ほし組)企画会議、園長研修
15日(水)子育てサークル(合同)園長研修
16日(木)健康診断(年少) 
17日(金)健康診断(年長) 
18日(土)卒園児交流事業(芋煮会) 
20日(月) 保護者役員会
21日(火)芋掘り、芋煮会園内研修
22日(水) 給食会議、相双支部保育士研修
23日(木)小人さんの音楽会相双支部保育士研修
25日(土)健康福祉まつり 
26日(土)健康福祉まつり 
27日(月)愛情弁当の日 
28日(火) 聖書研究(めぐみの会)
市長・部長懇談会
29日(水)しゃりん梅訪問(ほし組)自主研究発表
30日(木) クラス話し合い(バザー)
芋掘り・芋煮会    10月21日(火)10:00〜

 今年の夏は日照不足でしたので、収穫が少し心配ですが、秋の実りを与えてくださる神様に感謝し、収穫を喜び合います。
 また、収穫をしたサツマイモを使っていも汁を作り、会食をします。


健康福祉まつり   10月25日(土)〜26日(日) 場所:福祉会館

 毎年、市内5つの保育所・保育園の子ども達の絵画や制作した作品を展示します。つき組さんの作品を展示する予定です。どんな作品ができるのか楽しみにしていてください。


戸外遊び   〜夕方の子ども達の遊びから〜

 各クラスでお帰りの挨拶をした後は、みんな一緒に遊んでいますが、環境設定や遊びの内容は年間カリキュラムによって進めています。
 今子ども達が大好きで、夢中になって遊んでいる遊びはタッチ鬼です。ルールが簡単でスリルがあり、年少から年長の子どもまで楽しんでいます。はな・なみ組の子ども達は、保育者に追いかけられたり、みんなで保育者を追いかけて、逃げる・追いかけるという、やりとりの楽しさを味わっているようです。つき組の子ども達は、「はな・なみ組の子を追いかけるときは"早歩き"にしよう」とルールを決めて、遊びのおもしろさに満足するだけでなく、仲間と一緒に自分たちで遊びを作り出すことも楽しんでいるようです。
 今後は、運動会で行った競技やルールのある集団遊び、大縄跳び、竹馬などを提供して行く予定です。


絵本を楽しむために・・・  「繰り返し読もう」

 子どもたちを見ていると、初めのうちは友だちが遊ぶ様子をじっと見ている子も、いつしか自分の世界に思う存分に楽しめるようになります。絵本の読み聞かせも同じです。初めは、読み手の保育者の顔を見ていたり、ページの隅の絵を見ていたり、ただボーッと聞いているだけだったりという子がいます。でも繰り返し呼んでいるうちに、「もう一回」とせがむようになり、お話を丸ごと楽しむようになります。そして、何度でも絵本の世界であそびたくなって、次にくることばが分かって口にしてみたり、丸暗記して声に出して読むあそびをしたり、あそびの中に絵本の中のことばを応用したりするようになります。大人にとっては「また同じ絵本」でも、子どもたちは一回ずつ、その世界を楽しめるのです。
          執筆:児童書専門店  「よちよち屋」  中本茂美
 ファミリークラスでは、月に8〜10冊の絵本を読んでいます。貸出し図書の「今月のおすすめ絵本」コーナーではその絵本の貸出しも行っていますので、ご家庭でも繰り返し読んであげてください。
               (貸出日:毎週金曜日)