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聖愛だより2004年6月号

梅雨入りも間近となりました。
この季節は天候も変わりやすく、蒸し暑かったり、肌寒くなったりと体調を崩しやすくなります。十分に健康に気をつけて過ごしましょう。


「子育ての失敗」
 創世記四章八節 カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。

 聖書は、初めから子育ての失敗を書いています。何か立派なことを書いているのではありません。夫婦は互いに罪の責任転嫁をしました。「お前がちゃんとしないからだ!」と言えば、「あんたが聞いてくれないからよ!」などと。その夫婦の間に子供が生まれました。兄はカインと言い、弟はアベルと言います。あるとき、カインはアベルに嫉妬(しっと)し、弟アベルを殺してしまいました。聖書に初めて出てくる殺人事件です。
 「責任転嫁」が嫉妬を生み、「嫉妬」「殺人」を生んでしまいました。人類は最初から子育てに失敗した、ということが聖書のメッセージ(使信)なのです。子育ては思い通りに行かずに失敗します。多くの親たちが失敗に失敗を重ね、失念のうちに、涙しながらなんとか這い上がっているのです。しかし、、その子にとっては失敗でないかもしれません
 正解は見つからないかもしれませんが、どんな問題でもまずは保育者に相談してください。客観的な意見を聞いてください。保育者もそれによってたくさんの情報を得て、それによってまたより良い保育につながります。そういう信頼関係を築くことこそ、ご家庭と保育園との良い関係を生み出します。


        チャプレン 村川政勝



≪6月の行事予定≫
日付園の予定職員の予定
1日(火) 年少クラス話し合い
県保育研究会
2日(水) 職員会議
3日(木) ケース会議
4日(金)小人さんの音楽会構造化会議
7日(月)保育参観・給食参観 (〜21日)年長クラス話し合い
8日(火)合同礼拝(ほし・つき組)聖書研究
9日(水) マネージャー会議
10日(木)健康診断(てんし・つぼみ・はな) 
15日(火)花の日・子どもの日 長寿荘訪問
健康診断(ひかり・みず・かぜ)
 
16日(水)しゃりん梅訪問(ほし組)聖書研究
22日(火)ぎょう虫卵・尿検査企画会議
23日(水)小人さんの音楽会
保護者会レクレーション ミニ運動会
 
24日(木)合同礼拝(ほし・つき組)
救急救命講習
職員健康診断
25日(金)世代間交流事業 柏もち作り自主研究発表
28日(月)愛情弁当の日職員健康診断
29日(火)救急救命講習職員健康診断
30日(水)しゃりん梅訪問(ほし組) 

  <探しにいこう!>

 日中は、太陽が照りつけ暑い日もありますが、最近の子どもたちの楽しみが、園庭内の探索です。特に今年は、「森」をテーマに保育を進めていることもあり、散歩に出掛けた際も、自然の
中で草花に目を留めて触れてみたり、虫や小鳥に関心を持って見たりすることを意識してきました。身の回りのものに対しての関心、興味が強まり。円庭でも子どもたち自らいろいろなものを発見して「あったよ!」「見つけたよ!」と保育者に教えてくれます。
 年少クラスでは、草花に触れ、においを嗅いだり、「あり、あり」と小動物を見つけてその行く末をずっと追いかけたりしています。ファミリークラスでは、絵本で見た虫やその卵を見つけては、友だち同士で伝え合って見入ったり、またもっと発見したいという思いが出てきて、別の場所で石や切り株のしたを覗いて懸命に探す様子も見られます。
 子供たちは、いつでも瞬時にいろいろなものを見つけ出し、発見に驚いたり、喜んだり、疑問を抱いたり様々な思いを探索の中で感じていきます。自ら自然のものに関心を持って動き出せるようになってきたことを大切に、今後も保育の中で楽しく経験出来るように、保育をすすめていきたいと考えています。

   <触れて、楽しむどろんこ遊び>

 色や形、質感をかえていく泥には、色々な発見があります。あと少し水を足したらどうなるのか。木の枝や石に塗りたくったら、どうなるか。関心はつきることはありません。変幻自在などろんこには、自分で作ってゆく楽しさがあります。それは、積み木やブロックなどと共通しています。初めから出来上がった形のおもちゃは、遊びのパターンが限られていますが、自分で作ったり壊したりすることができるおもちゃは実に遊びが広がります。作っては壊し、また作る。その繰り返しで遊びが動いています。どろんこはまさに飽くことのない遊びなのではないでしょうか
   キリスト教保育より「どろんこ遊び」 大橋愛子

 先日の雨上がりの園庭で、子どもたちは泥の感触や音を楽しんでいました。とてもいきいきとしていて、どろや砂、水の魅力を知ったかのように満足のゆくまで遊んでいました。どろんこ遊びでは、感触の面白さ、違いに気がついたり、作ったものからさらにイメージを膨らませ遊びに発展させたり、様々な発見があります。実際に触れて楽しみながら、これからもこうした体験ができるようにしていきます。

   <柏餅づくり> 6月25日(金)

 対象:二見長栄会、二見町・橋本町にお住まいの
    一人暮らし老人とつき組
 場所:原町聖愛保育園ホール

 若葉が茂るこの時期、店頭にはおいしそうな柏餅が並びます。「どうやってつくるの?」、「どうしてカシワの葉に包むのかな?」。ご存知ですか?今は、あまり家庭では作らなくなった柏餅ですが、おばあさんとの交流を通して、一から手でつくる面白さや、おいしくつくるコツなどを教えてもらい、茶話会をしながら楽しいひとときを過ごす予定です。
 作った柏餅は、保育園のお友だち全員の3時のおやつになります。

              
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