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聖愛だより2004年11月号



「希望に生きる」
 出エジプト記二十章二節 わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。

 旧約聖書のイスラエルは紀元前六世紀にバビロン帝国によって滅亡しました。現在のイスラエルは別物です。イエス・キリストはこの新しいイスラエルの指導者たちと非暴力で戦い、十字架で殺されました。それは新しい奴隷解放運動です。ユダヤ教という律法の奴隷から人々を新しい神理解によって解放しようとしたのです。昔から解放運動には必ず保守派の抵抗が起きます。
 暗殺された故・マルチン・ルーサー・キング牧師はアメリカの黒人差別解放運動を非暴力で進めていましたが、「何が必要なのか?」と聞く記者の問いに答えて、ただ「希望」と言いました。希望を持ち続ける者だけが勝利を得ることができるのです。神様から真実な希望を与えられたいです。
 仕事を奴隷としたら、こんあ辛(つら)い毎日はないでしょう。同じように、家事の奴隷、育児の奴隷も辛いです。希望を失うと奴隷になるのです。仕事に希望がない、家事や育児に希望がない、そこには当然喜びもありません。喜びの喪失(そうしつ)は希望の喪失です。その逆もあります。そして、わたしたちはあきらめるに早く、挫折するに早く、希望を捨てるに早いのです。
 忍耐がなければ希望は生まれません。希望を失うのは大人だけです。子どもは皆、希望に向かって生きています。大人はその達成を助けてあげましょう。


        チャプレン 村川政勝



≪11月の行事予定≫
日付園の予定職員の予定
1日(月)年長クラス会議
園長研修 〜2日
2日(火)しゃりん梅訪問(ほし組)
東北電力畑の芋掘り(つき組)
めぐみの会
4日(木)演劇鑑賞「いっぺいあっからし」マネージャー会議
5日(金)小人さんの音楽会(ファミリークラス)構造化会議
8日(月)バザー話し合い
 各クラスpm7:00〜
年少クラス会議
主任研修
9日(火)合同礼拝(つき・ほし組)県指導監査
10日(水)子育てサークル職員会議
未熟児支援会議
キ保連福島ブロック研修
12日(木)育児不安相談会
キ保連宮城ブロック研修
16日(火)収穫感謝祭聖書職員研究タラントの会
17日(水)子育てサークル企画会議
19日(金)小人さんの音楽会(ファミリークラス) 
20日(土)バザー
22日(月)愛情弁当の日ケース会議
24日(水)しゃりん梅訪問(ほし組)給食会議
25日(木)感謝訪問(ファミリークラス) 
26日(金)総合非難訓練自主勉強発表
園内研修
30日(火) クリスマス勉強会

   バザー 11/20(土) 雨天決行

 今年は「保護者や地域の方と、バザーを通して交流を深める」ことを目的に開催いたします。
 フードバザーは「キャフェテリア形式」で行います。また、今年は、フリーマーケット風に出店を希望する方々を募る方法を考えています。詳細については、11月2日の保護者会役員会で決定次第お知らせいたします。
 ※各クラスのフードバザーについての話し合い
  11月8日(月)pm7:00〜 各保育室で
 全保護者の方々のご協力をお願いいたします。

   感謝訪問 11/25(木)

 日ごろお世話になっている、身近に働く人を通して、働くことの尊さや社会の人々の様々な関わりを知ります。ファミリークラスの子どもたちが、手作りした鉢カバーを付けたお花を贈り気持ちを表します。
 
つき組 ・・・ 平田小児科医院 原町消防署 板倉歯科医院
ほし組 ・・・ 原町第二小学校 東北電力
なみ組 ・・・ しゃりん梅 原町自動車教習所

 教育講演会「発達指導の現場から」の資料に、子どもたちの生活にとって大事と思われる内容がありましたので、ご家庭でも参考に見直してみましょう。
  • 子どもの話を一日何分聞いていますか。
  • 子どもと一緒に食事をしていますか。
  • 子どもの役割、毎日のお手伝いすることが決まっていますか。
  • 家族それぞれが担当する家事は決まっていますか。
  • 家族同士で挨拶やありがとうを言っていますか。
  • テレビやビデオ、ゲームは時間を決めていますか。
  • 子どもに大好き、愛してると言っていますか。

   収穫感謝祭 11/16(火)

 色鮮やかな果実や野菜の収穫が嬉しいときです。神様からのたくさんの恵みに感謝します。当日は野菜や果物を持ち寄り、近所の一人暮らしのお年寄りの方々とも喜びを分かち合います。ファミリークラスでは持ち寄った野菜を用いてクラス毎に調理を、年少クラスでは果物を分け合っていただきます。
 ご家庭で収穫した物、またはお手持ちの野菜や果物がありましたらどちらか一品を、前日か当日の朝に持たせて下さい。
 野菜や果物の持ち寄りに、ご協力をよろしくお願いします。
内容
・礼拝
・感謝祭→野菜や果物の紹介ゲームなど
・ご近所訪問→感謝と喜びを共にする
 てんし組・・・えんどう豆さん
 つぼみ組・・・大原さん
 はな組 ・・・太田さん
 ひかり組・・・相沢さん 熊耳さん
 みず組 ・・・成瀬さん 菅野さん
 かぜ組 ・・・佐藤さん 打田さん

   〜 運動神経の発達 〜

 人間の神経系の発達は、6歳くらいまでに成人の90%ほどに達すると言われています。このような発達の著しい時期に、様々な運動経験をさせることが大切です。平衡感覚、回転感覚、逆さ感覚など自分の姿勢を思い通りにコントロール出来る「姿勢制御の力」。鬼ごっこなどでどこに逃げればよいか、どっちに追いかければよいか相手の動きを予測したり、自分の行く方向を判断する、「人や物の動きを予測する力」。走ったりくぐったり、回ったりする動きをすることで、「スピードやリズムをコントロールする力」の3つの運動能力を、子どもの発達段階に沿って、人との交わりの中で育むことが大切です。
 
0〜1歳 運動遊びの始まりは、大人の膝の上。様々に揺らしてもらってバランス感覚を養う。ハイハイや歩くことが出来るようになったらゆっくりおいかけっこをしたり、くすぐり・揺さぶり・いないいないばぁなどで触れ合って遊ぶ
2〜3歳 ジャングルジムや滑り台で平衡感覚を身につけたり、鬼ごっこで相手に合わせて止まったり曲がったり、リズムよく目標物までかけっこ。また、両足を揃えてうさぎ跳びや蛙飛び、縄をにょろにょろ動かして縄跳びなど。
4〜5歳 友達と一緒に見通しを持った運動遊び。大人や友だちと相談し作戦や役割、もっと面白くするために考えあったルールを作ることで動きが力強く正確になる。け足跳びも出来るようになる。
6歳 逆さ感覚、高さ感覚、回転感覚、平衡感覚を育てる。前転をしたり逆上がりをしたり、固定遊具でたくさん遊ぶ。また、野山を走り回ったり少し遠くまで歩く経験が大切。
※子どもが全身を使い、動かして遊べる環境を整えたり、機会を作って大人も一緒に遊び、楽しみましょう。