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聖愛だより2005年1月号

新年あけましておめでとうございます。
今年も子どもたちの健やかな成長と幸せを願い、職員一同気持ちを新たにして保育に取り組んで参ります。
本年もどうぞよろしくお願い致します。


「目には目、歯には歯」
 出エジプト記二十一・二四 目には目、歯には歯、手には手、足には足をもって償わねばならない

 殺人を犯した理由を「太陽がまぶしかったから」と言わせた作家がいました。とすると、悪いことをする理由には何だって成り立つわけですし、何だって言えるわけです。けんかをすることを奨励(しょうれい)はできませんが、それは自我や自己主張があるゆえの摩擦(まさつ)ですから起こりえます。
 しかし、その理由をしっかりと聞き、突き止めなければなりません。有名な言葉に「目には目、歯には歯」があります。しかし、誤って理解されています。
これは復習・報復の命令ではなく、本来、賠償の命令です。自分の目をつぶされたから相手の目をつぶしていいんだ、というリベンジ(報復)を命じているのではなく、相手の目をつぶしたんだから自分の目をもって賠償しなさい、ということなんです。示談で賠償金を払って解決する方法もありました。
 第一に、何が原因なのか、理由なのか突き止めましょう。でも説明不可能という場合もあります。人間が持っているそういうあいまいさも認めねばなりません。「太陽がまぶしかったから」としたあの作家は、白黒に別けられない、人間が持っている灰色の部分があることを言いたかったのでしょう。白黒つけないと気が済まない人がいます。そうすると人間理解に無理が起きます。
 第二に、目か歯か結果を明らかにすることです。これは灰色にしてはいけません。それが分かれば出来うる限りの賠償をすべきです。こうして古代の法律ですら、「あやまること」が先であることを求めているのです。


        チャプレン 村川政勝



≪1月の行事予定≫
日付園の予定職員の予定
4日(火)保育開始(通常保育) 
5日(水)職員会議
育児支援検討会
7日(金)しゃりん梅訪問構造化会議
10日(月)成人の日のため休園 
11日(火)合同礼拝聖書研究(タラントの会)
12日(水)子育てサークル(プーさん)マネージャー会議
14日(金)小人さんの音楽会ケース会議
18日(火)しゃりん梅訪問自主勉強発表
園内研修
19日(水)白鳥見学
子育てサークル(レインボー)
企画会議
21日(金)小人さんの音楽会 
24日(月)愛情弁当の日 
25日(火)合同礼拝聖書研究(めぐみの会)
26日(水) 給食会議
29日(土)保護者レクレーション「ボーリング大会」 
31日(月)インターンシップ(〜2日) 

   白鳥見学 1/19(水)

 ◇行き先:楢葉町「白鳥の館」
 ◇対 象:つき・ほし組・子育てサークル

 自然に生息する生命ある生き物は、大きくても小さくても私たちと同じく、地球上に生きているかけがえのないものです。
 今回は渡り鳥である「白鳥」を見学して、その特性を知ったり発見したりして、親しみを持ちたいと思います。
  • 必ず防寒着着用で、8時30分までに登園
  • 白鳥の餌(パンや米など)の持ち寄りにご協力をお願いします。

   みんなでお正月遊び

 子どもはルールのある遊びに参加することで、喜んだり、残念に思ったりという感情を友達と共有し、人と心を触れ合わせることの楽しさを経験します。
 ルールある遊びでは、ときには我慢したり譲り合ったりすることで、遊びがいっそう面白くなることを体験し、自己制御の大切さを知るようになります。そしてそのくり返しの中から、自分を抑える力、感情をコントロールする力を育てていきます。

   <数を認識するということ>

 私たちの回りには、多くの「数」があふれていますが、「数が読める」「唱えられる」ということと、「数を認識している」ということは別です。「1」をひとつ、「2」をふたつとして捉えているかどうかが大事です。「数」を認識するためには、子ども達の生活や遊びの中で、識別のために記号としてだけでなく、1杯、2杯・・・というようにジュースの量やかけっこの1位、2位という序数を表すものとして存在することを、いろいろな場面で使って、豊かな経験を重ねていくことが必要です。

   <文字への関心の芽生え>

 文字の読み書きに関心を持ち始めるのは、4歳頃といわれていますが、絵本やテレビなどいたるところで文字を目にしている子ども達の中には、2歳頃から関心を向ける子もいます。内的な欲求がないのに、文字を教え込むのは問題ですが、芽生えた文字への関心には、きちっとした対応をしていく必要があります。
文字を読んだり書いたりすることを、自分の名前や家族、友達の名前から文字を知り始め、その範囲を広げていきます。「もじっておもしろい、便利だな」と子どもが感じ、読んだり書いたりできるようになったことを周りの大人が一緒に喜び合うことが大切です。
「伝承遊びとゲーム 〜心を育てるルール遊び〜

 保育園では、行事や歌、遊びなどを通して、昔から伝わる良いもの、絶やしたくないものを子ども達に伝承する役割を果たしていきたいと考えています。
 今月は、各年齢に応じてかるた、こま回し、すごろく、福笑いなどのお正月遊びを経験します。文字や数、ルールに触れる機会が多くありますので、楽しい楽しくないだけでなく、ルールを守り、友達と1つの遊びをつくりあげ、面白さを共有し大切にすることを伝えていきたいと思います。

   〜予告・ご案内〜

 今年度最後の保育参観・給食参観を予定しています。
 ◇ 日時:2005年2月7日(月)〜21日(月)
 ◇ 内容:各クラスの様子や給食の様子
 お子さんのクラスで一日一緒に過ごして頂きます。

 ※詳細については後日改めてご案内致しますが、今からご予定に入れていただきますようお願いいたします。