幼稚園は、子どもが親から離れて初めて集団生活を行う場です。
本園の教育理念である「健康でたくましい体」「思いやりのある豊かな心情」「何事にも自分から進んでやろうとする態度」「基本的な生活習慣を身に付ける」は、子ども一人ひとりを大切にし、未来に向けて自分の力で生きていけるための基礎を身に付けることを目標としています。
子ども達は幼稚園での集団生活を通し、他児の存在や自分との考えの違いに気づいたり、仲間と楽しく遊ぶためには譲りあうことやルールの必要性を知ったり、良いことと悪いことの区別や判断が自分でできるようになります。
こうした集団生活の中で、保育者は丁寧に子ども達に関わり、子ども達は「自分は愛されている、何かあれば助けてもらえる」という基本的信頼感のもと自己肯定感を育み、高めていく心の育ちも大切に幼児との信頼関係の構築をしていきたいと思っています。
また、嬉しいこと、悲しいこと、美しいことなどを仲間と共に経験することにより、共感する心、感動する心や、思いやりの心が育ち、さらには同じ目標に向かって皆で頑張る力は集団の中でこそ培われます。
こうした目標を園生活だけではなく、園とご家庭との連携を図りながら進めていきたいと考えております。
本園ではこのようなこども観に立ち、適切な幼児理解、整備された保育環境等のもと、学校教育法及び幼稚園教育要領に基づき綿密な保育計画を立案し、未来に生きる子ども達のために教職員力をあわせて日々の保育に取り組んでおります。
園長 小野麻衣子