園長先生のお部屋
ドラマやニュースを視聴したり、映画やゲームをするためにも使用出来る大変便利な道具ですね。
ただ、『テレビに子守り』をさせてはいませんか?!
テレビを見ている間の脳の活動は、「見る」「聞く」ことに使われています。(脳の部分で言うと後頭葉と側頭葉です)
ものを考える(前頭前野)の働きは低下し、抑制がかかった状態になります。
抑制がかかった状態は、テレビを消した後もしばらくその影響が残り、ものを考える(前頭前野)の働きが悪い時間が長く続く状態となるわけです。
言語性知能指数の発達が悪くなるという結果が!!!!!(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!
又、脳のMRI画像では、テレビ視聴の長さに比例して、大脳皮質の発達が悪くなることも判明しています。
アメリカ小児科医会でも、日本小児科医会でも、「1歳半になるまでテレビや、ビデオを見せてはいけない」という宣言が出ているくらいです。
ただ、現代社会において、全くテレビや、スマホ、パッド等を見ないことは難しいかもしれません。
ですので、視聴する時間の制限や、視聴する時間帯を保護者が上手く考えてあげて欲しいのです。
例:ものを考える時間が必要な前にテレビを視聴しない。就寝時間の1時間程度前にはテレビは視聴しない。等、
『家庭内でルール』を作って視聴するようにしましょう。
今年が学園での夏祭り最後の参加になる年長にこんな時だからこそ沢山の花火を上げて元気を出し、大きな思い出になるようにといつもよりかなり多くの花火を上げたのですが.....。
夏祭りを開催するにあたり、ソーシャルディスターとして会の最中にご協力頂いた、運営委員の方々、ザリガニの穴堀のご協力を頂いたPTA会長、食材調達のご協力を頂いた岡野さん、午前中の駐車場係、又ソーシャルディスターとしてご協力頂きましたPTA本部役員の方々に感謝致します。
そして、日々の保育の傍ら「子ども達の為に」と遅くまで準備、片付けと行ってくれた職員の皆、会の最中にお互いソーシャルを守ってくれていた学園の保護者の皆様に感謝します。
ありがとうございました。
『言うこと聞く』Σ( ̄□ ̄|||)
子どもに「先生の言うこと聞けた?」「言うこと聞けないの!?」という言葉を使っていませんか?
「言うこと聞く?(。´・ω・)?」って・・・。
大人が言うと「言っていることを聞いて理解して行動する」という言葉に置き換えられるのですが。
『子ども自身が理解して、「言うこと聞く」』と言っているのではないことのほうが多いです。
大人が「言うこと聞けないの?」等の言葉を子どもに投げかけていると「言うこと聞く」という言葉が子どもの口から出るようになる
大人の安心見えないカード(゜.゜)
言うこと聞けないの? = 言うこと聞く
「言うこと聞けないの?」の答えとして「言うこと聞く」という見えないイコール(見えないカードの表裏)です。
この言葉は、『大人の都合(気持ち)に合わせた安心カード』の答えなのです。
案の定、子どもに「言うことを聞くって、何を?」と聞いても答えは返ってこないことが多いのではないでしょうか?又、答えは返ってきても子どもが理解して返した言葉だったのでしょうか?
「でも先生、うちの子は全然言っていることを聞かないんです。」「なので、つい怒って言っているうちに、判ったの?ちゃんと言うこと聞きなさいって言ってしまうんです・・。」と言われるお母さんの気持ちは十分わかります。
頑張って言っているのにどうして解ってくれないの?と、怒ってしまいたくなる気持ちや、泣きたくなってしまうこともありますよね。
でも、それはお母さんだけ空回りしている状態で、子どもにとっては
( ゚Д゚)怒られる=怖い=怒られないように=「言うことを聞く」と言葉を発する。
という思考になってしまいます。
『言うこと聞く』という一纏めの大人の安心カードを使わずに済むように、まずは子どもとの会話をしましょう、「今日はどんなことがあったの?」と聞いてみたり、「どんなこと?」も一纏めの言葉ですから、もっとかみ砕いて「今日はお外で遊んだ?」や、「お部屋でブロックやったの?」等、具体的に問いかけてみましょう。
始めは「お外で遊んだよ!」としか言わないかもしれません。
でも、そこがスタートです。返ってきた言葉があったらそこから会話に繋がるように「お外で何して遊んだの?」や、「お外で誰と遊んだの」、「そうなんだ、それは楽しかったね」等子どもが会話を楽しめるようにしていきましょう。
お母さんや、お父さんとの会話が増えてくれば、自然と人の話を理解して聞けるように耳も育ってきます。
すると・・・・.+゚*。ワォ!!(゚∀゚屮)屮.+゚*。あら不思議?!「言うこと聞けないの?!」という大人の安心カードを使わずに済むようになっています。
子どもは親が大好きです。理屈などありません。その好きな人との会話は楽しいものです。自然に語彙が増えてきて、文章の組み立ても自然に身についてきます、又、会話の中で「何で?どうして?」等の疑問も解決していくようになってきます。
良いこと尽くしの子どもとの会話『忙しいお母さんお父さん』ちょっと手を止めてお子さんの顔を見ながら会話してあげて下さい。
まだまだ、会話として成立しない年齢のお子さんにも、沢山お子さんお顔を見て話しかけ、お子さんが言っていることに顔を見て反応しましょう。
世界的な感染症に、大雨、川の氾濫等様々な災害に見舞われている状況下ではありますが、悲観することなく、柔軟に対応できる子ども達の素直な姿に勇気と癒しを貰っています。
「感染症」という見えない敵に対しても「うがい・手洗い・顔洗い・ソーシャルディスタンス」基本を忘れずに行うことで感染症から身を守り、大切な人を守れると信じ、出来ることから一歩づつ進んでいきましょう。
明日の終業式で一学期は終了ですが、夏季保育を希望されている方は、お子さんの体調に十分注意して登園して下さい。(これから梅雨も明け暑い日が続きます、暑さは体力を奪い体調を崩すきっかけになります)
早寝・早起きしっかりと朝食を摂り子どもが元気な顔で登園できるようにして下さい。
今週は競争心について書きたいと思います。子供が成長して発達していくと、友達や、親、自分以外の誰かと競争する意識が芽生えてきます。
<勝ち・負け>の意識
v(*´>ω<`*)v━━━ッ!! 「一番!」「自分が先に!」「勝った」「最初に!」
⇓
『競争心』の芽生え。
例: 理由もなく、先に車に乗ろうとする。目的地(例えばトイレだろうが何だろうが)に最初に着こうとする等、これは競争心の芽生えです。
※「勝ちたい!」と思う気持ちは子どもによって強弱があります。
(`⌒´)ノここで大人が注意しなければならないのは・・・
子どもの心の中に『勝ち』=『偉い』
『勝ち=偉い』を植え付けてしまうと・・・
勝つことが自己評価の基準となってしまう恐れがあります。又、「負けた人」を認められない、仲間として受け入れないということも・・・。
<競争心を持つことは悪いこと?(。´・ω・)?>
競争心を持つことは、全く悪いことではありません。
むしろ、成長する上で次のステップに繋がる大切なことですし、『競争心』を意識することは思わぬ力を発揮したり、子どもの中に眠っている潜在能力を引き出すきっかけになったりするのです。
(`⌒´)ノ大人が注意しなければならないのは・・・
●競争を楽しめるように・・・。
① 子どもにルールを守れるように促すこと。
② どこが凄かったかを『具体的に』子どもと喜び合うこと。
例:「腕がよく振れていて凄かった!!」や「雲梯ができるようになって凄い」等
③ 一生懸命応援している大人の姿を子どもにみせましょう。
※子どもは大人の姿をみています。又、自分が応援されたとき嬉しかったという体験が、他の子を応援できる(チームや、友達を応援できる)ようになります。
④ 負けた時は、悔しくて泣くこともあります。そっと見守ってあげましょう。そして、受け止めてあげましょう。
⑤ 大人が応援する時、敵側になった人をののしるような事は絶対にしない。
※特に気を付けなければならないことは、子どもの前で、相手の悪いところを挙げて貶めるような言動をしない。
╰(*°▽°*)╯負ける事もある体験は、立ち直る力を付ける良い機会!
子どもには、負けるという体験が必要です。その体験を通して、負けた時の自分の気持ちの収め方を学びます。
又、負けたことを通してどうやったら勝てるようになるかを考えます。そのことは、物事を分析する力が身につき、勝つための方法を考え出せれば、自信に繋がるのです。
※「負けること」に敏感すぎる子は、「負けても大丈夫!!」「次があること」や、「次に備えて準備すること」等で、子どもの気持ちの復活を手助けしましょう。
※子どもがここまで到達できなければ、そのままにするのではなく、「どうしたら?」と一緒に考えてあげて下さい。
【子どもの為に頑張れお母さんお父さん(^^)/】